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第05回 [2007年10月21日(日)配信]

コレル

  「メルハバっ。トゥルカ・ユニバーサリス・オルタネイティブ 第5回を始めます。」

メルテム

  「ほいほい。」

コレル

  「ところで冒頭にこんなコーナーはどうかな。『使えるトルコ語会話』〜。アズ・シェケル Az şeker 。」

著者

  「砂糖を少しだけ?」

コレル

  「うん。この前インドネシア料理店に入ったんだけどね、」

メルテム

  「え〜、いつ〜?」

コレル

  「ランチを食べただけよ。食後のコーヒーがターキッシュ・コーヒーだったの。あたしは普段は砂糖を入れないでミルクだけ入れてコーヒーを飲んでるんだけど、そういえばイスタンブルにいたときはミルクなんかはなくて、砂糖をちょっとだけ入れてたなぁ、って思い出してさ。」

著者

  「砂糖を入れない方がカッコいい、っていうのはこっちも同じだね。ちょっとだけ、っていうとそれに順ずる、みたいな。」

メルテム

  「見栄っ張りだね。」

コレル

  「そうじゃない。コーヒーに入れたちょっとだけの砂糖がコーヒーの風味を増して、よりおいしくなるのっ。みなさんもトルコで喫茶店に立ち寄ったときには、『カフヴェ、アズ・シェケル Kahve, az şeker 』って注文してみてください。」

メルテム

  「それはいいんだけど、次どうするの…?」


コレル

  「続いてお知らせです。トゥルカ・ユニバーサリス・ジャーナル本編内でのゲーム内通貨 1$ が、10フローリンから100フローリンにレートを変更いたしました。すでに本文の差し替えは完了しています。」

オズレム

  「いきなり10倍? まあ、コレルが言うんだから、何か根拠があるんだろうけれど。」

コレル

  「うん。本棚が狭くなっててさ、昔の雑誌論文のコピーとか、どうしようかなぁ、ってパラパラめくってたら、バヤズィト2世と聖ヨハネ騎士団の間のスルターン・ジェムの返還交渉を扱ったものが出てきたのよ。」

著者

  「スルターン・ジェムって、バヤズィト2世の弟で、バヤズィト2世との帝位継承戦に負けて、最初はマムルーク朝に、次にロードス島に逃げ込んで、最後にはフランス軍のイタリア遠征に同行してそこで客死した人だよね。」

コレル

  「そう。本編にも出てきたけど、よく覚えてたわね。まあ、このジェムって人の行動を見て分かる通り、外国の力を借りてでも捲土重来を果たそうとし続けるわけ。こんなことをし続けるからには、オスマン帝国内での内応者も期待できたんでしょう。そんなわけで、彼が生きている限りバヤズィト2世はとても安心してはいられなかった。」

チャウラ

  「えと…、でも、それでは返還交渉は成り立たないんじゃないでしょうか? 聖ヨハネ騎士団にとってジェムは絶対に取られたくない切り札なのでは…。」

コレル

  「確かにそうなんだけれど、聖ヨハネ騎士団にはジェムを旗印にオスマン帝国に攻め入る軍事力はないのよ。そこで、バヤズィト2世としてはジェムが英主マーチャーシュ・コルヴィヌスが治めるハンガリーなんかに行っちゃうよりは、聖ヨハネ騎士団に匿われてた方がまだましなわけ。」

オズレム

  「聖ヨハネ騎士団にしてみれば、ジェムがいることで自分たちの安全に加えて身代金が入ってくるなら、もったいなくてハンガリーなんかには売れない、というわけね。」

コレル

  「そういうこと。もっとも、聖ヨハネ騎士団はジェムの強奪を恐れて、身柄をフランスのオーベルニュにある騎士団の所領に送るんだけど、そこでフランス王に取られちゃうんだけどね。」

著者

  「でも、フランスにいるんなら、バヤズィト2世も安心だね。」

コレル

  「そうでもないらしい。シャルル8世のナポリ遠征は、ナポリを対トルコ十字軍の橋頭堡とすることを主張して行われたわけで。だからジェムを連れて行ったわけ。そのジェムも、病気か、それともバヤズィト2世かあるいはフランスのイタリア進出を憎むボルジア家による毒によって死んでしまうのだけれど。」

オズレム

  「で、バヤズィト2世と聖ヨハネ騎士団の間に交わされた交渉というのは?」

コレル

  「そうだった。合意内容の中にこんなのがあってね、オスマン帝国は聖ヨハネ騎士団がジェムを扶養するにあたって、聖ヨハネ騎士団の公庫に毎年ヴェネツィア金貨を35,000枚、さらに騎士団長個人に別に毎年10,000枚を支払う、と。」

オズレム

  「あ、ゲーム内の“国家への贈り物”と“個人への贈り物”の比率 2.5:1 に、まあ近いかな? でも、1$ = 100 フローリンなら、35,000フローリンは 350$ になるわね。聖ヨハネ騎士団への“国家への贈り物”がそんなに高くなるとは思えないけれど。」

コレル

  「まあまあ、そこは。だいたいの感じがつかめればいいわけで、計算しにくい比率にすることもないでしょ。それに、中国なんかに贈るときには 350$ とかっていう金額も十分ありえるわけで、困ってたバヤズィト2世が大国に贈るくらいの贈り物をしたとしても不思議ではないでしょ?」

オズレム

  「まあ、15世紀で毎年 450$ も払えるわけないんだけれど、話を聞いていると 45$ で済む話でもなさそうね。」

コレル

  「借金で賄えるんじゃない? ちなみに毎年の貢納額は後に合わせて 40,000 フローリンに減額されて、これが7回にわたって行われたんだって。減額されたことを考えても、オスマン帝国が払えるぎりぎりの額が要求されたのは間違いないわ。」

オズレム

  「なるほど。心楽しい話ではないけれど、とても参考になるわね。」

著者

  「それにしても、金貨 40,000 枚って数えるのにどれだけ時間がかかるんだろうねぇ。」

メルテム

  「10枚くらいパクっても、バレなそう。」


著者

  「ところで、コレルにお願いされて本文のフローリンの記述のあるところを修正してたんだけどさ。オズレム=バヤズィト2世のスペイン征服の下りとか、面白くて思わず読み耽っちゃったよ。」

メルテム

  「…、バカでしょう?」

コレル

  「でもあの辺が他の国と同じくらいの国力で、一番面白かったよね〜。」

オズレム

  「まあ、自分が書いたものを読んで面白いのは、ある意味当然なのよ。自分でもつまらないと思うものをあえて出すなんて、宿題くらいでしょう? それに、書いた本人にはそこに書かれていないことも分かっているわけだから、読みつかえるということがないし。」

コレル

  「あ〜、あるあるっ。文意が掴めなくて読みつかえちゃうと、勢いっていうのかな、なんだか熱意がしぼんじゃって、下手すると読む気なくなるよね。」

著者

  「あ、そっかぁ…。じゃあ、トゥルカ・ユニバーサリス・ジャーナルでも読みにくい部分があるかもしれないけれど、それはわたしたちが見ても分からないんだね。」

オズレム

  「多分ね。でもまあ、こうやってみなさんに読んでもらっているわけだから、みなさんに読みにくい部分があるかどうか伺ってみたら?」

著者

  「そうだねっ! トゥルカ・ユニバーサリス・ジャーナルのリーダーのみなさま、いつもご愛読ありがとうございます。文章中、文意の通らないところがありましたら、修正もしくは註を付しますので、どんな些細な点でもお気軽にご指摘くださいませ。」

オズレム

  「ここ、トゥルカ・ユニバーサリス・オルタネイティヴのコメント欄でも、本編のコメント欄でも、どっちを使っても構わないわよね?」

著者

  「はい、どちらでも構いません。」


コレル

  「さて、予告どおり、本日、こいつの名前が決定いたしましたっ!」

カリーマ

  「は、はい。カリーマと申します。よろしくお願いします。」

メルテム

  「よろしく〜、カリーマ。」

オズレム

  「カリーマ Karima っていうと、授かり物とか、そこから転じて気前がいい、寛大なっていう意味の男性の名前カリム Karim からきてるのよね。いい名前でよかったわね。」

カリーマ

  「うん、ありがと〜。投票してくれたみんなも、ほんとうにありがとう。他の名前に投票してくれた人も、ありがとう、それとごめんね。」

メルテム

  「何と言っても短い名前でよかったよね。」


コレル

  「続いて、お便りのご紹介。書いている間にいただきました、10月20日付けのお便りです:『もういいから・・・普通でいいから』」

カリーマ

  「は、はうっ。」

コレル

  「批判はけっこうあったけど、嘆願っていうのは初めてね。見てて痛々しい、ってことだろうけど。」

メルテム

  「大丈夫、わたしは元気です。はい、次。」

チャウラ

  「あの…、12時回りました。」

メルテム

  「さっそく、“一週間の終わりは日曜日”テーゼを試す日が来たようだね。」

コレル

  「まあ、どこで区切ってもいいような内容だけど、とりあえず頑張るか。じゃあ、次のお便りね。10月12日に頂いたお便りです、『基本的にムスリマは異教徒とつきあえないんで、問2の状況はハラルなんて以前に大問題続出じゃ・・・』。やばいっ、プロだ!」

メルテム

  「プロ? 何が?」

コレル

  「ムスリマっていうのは誤植でもなんでもなくて、ムスリム女性のこと。ハラルというのはイスラーム法で食べても良いとされる食品のことで、とりわけ神の御名を唱えて屠殺された家畜のお肉のこと。こんなことを知ってる日本人はきっとプロでしょう?」

メルテム

  「まあプロでもいいけどさ、慌てることないじゃん。」

コレル

  「だって間違えたこと言ってたら、怖いじゃない…。」

メルテム

  「意気地のないことを。まあ、そのプロ? から突っ込まれてるんだから、まさに危機的状況なんだろうけど。で、どうなのさ。」

コレル

  「ん…、まあ時代や地域にも拠るんだけど。とりあえず、この質問の対象としているみなさんが生きている2007年現在において、ムスリマと異教徒との交際を国法で禁じている国はほとんどありません。少なくともトルコはぜったい大丈夫。ただし、慣習として事実上それができない国はたくさんあるでしょう。トルコでも家庭によってはダメでしょう。」

メルテム

  「まあ、お父さんが厳しくて、うちの娘との交際は認めん、なんていうのはどこの国にもあるよね。でもそうなったら駆け落ちするんじゃない?」

コレル

  「そうねぇ。まあ、法理念だけでは捕らえきれない現実の人間関係ってあるわよね。」

オズレム

  「でもイスラーム法に反したことをあえてするなら、その娘はすでにムスリマではありえないんじゃないの?」

カリーマ

  「人から見たらそうかもしれないけれど、信仰はあくまで個人のものだから、それはどうかな。礼拝だってしない人はたくさんいるんだし。もちろん、そんなに深く考えた問いじゃないんだけどね。」

コレル

  「じゃ、次のお便り。10月7日に頂きました、『『アジャデ』って、ちょうど19世紀終わりのオスマン帝国を扱った文学なんですね。面白そうだ』と。」

カリーマ

  「うん、面白いと思うよ。1876年のイスタンブルを舞台にした英国海軍士官ロティとハレムの少女アジャデの禁じられた逢瀬の話。いまだとオリエンタリズムって批判されちゃうかもしれないし、確かにトルコをバカにしちゃってくれてるんだけど、愛があるんだよね。」

メルテム

  「愛? トルコへの?」

カリーマ

  「うん、そうだね、ちょうど男の人が女性を劣っているとみなしながらも可愛いと思うような? 例えば、イスタンブルの住民が月蝕を懼れて夜空に火縄銃を撃ち放つ情景とか、とってもきれい。それにトルコ人として嬉しいのは、アジャデが可愛らしいの。」

メルテム

  「もう一つトルコ人に嬉しいのは、アジャデのイスタンブルに憧れたヨーロッパ人がお金を落としていってくれること、だねぇ。」

カリーマ

  「あははは…。まあ、そうやって思わずオリエント急行で着ちゃうくらい、オリエンタリズムかもしれないけれど、美しい物語に仕上がってます。」

オズレム

  「オリエンタリズム絵画も、何だかんだ言ってきれいよね。」

コレル

  「『アジャデ』にはこの時代の風俗、スルタンの戴剣式から広場の熊使いまで、そういうのもよく描かれてるわね。」

カリーマ

  「え〜、そういう読み方は邪道だよ〜。」

コレル

  「じゃあ、次のお便りです。これも10月7日付け、『みんな、そうカリカリせずに、虹ネタの寛容度をMAXにするんだ』だって。」

カリーマ

  「虹?」

メルテム

  「二次、つまり二次元。漫画とかアニメとかゲームとか。」

カリーマ

  「あ〜、なるほど〜。きれいな言い回しだね。じゃあ、現実の生活が三次元ってことだね。」

チャウラ

  「惨事…。」

カリーマ

  「え?」

コレル

  「二次元のネタに対する寛容度を上げると、三次元に対して非寛容になっていくのかしら。」

オズレム

  「宗教改革後のように、リソースが増えれば大丈夫でしょ。」

コレル

  「続きまして、これも10月7日付、『HOIならこれぐらい外れてるのはよくあr(ry 面白ければいいと思う』とか。」

メルテム

  「あ〜、そうなんだ♪。」

オズレム

  「う〜ん、 HOI も VIC もやってみたいけど、まず EU2 を終えないとねぇ。」

コレル

  「やっぱり HOI の方がユーザーさんは多いのかな。みんなにより馴染みが深い時代だものね。」

カリーマ

  「…、面白ければ、か。これも難しいよね。狙うとはずすし。結局、こっちが書きたいことを書いて、それでも読みたい人が読む、そんな形しかないんだろうなぁ、とは思うんだ。」

メルテム

  「はずれちゃうんだ。」

カリーマ

  「うん。まあ、自分で書いているのは分からないんだけれど、人が書いているのを読むと、何らかの理由で出さなきゃいけなかった文章と、書きたくて書いた文章っていうのは節々の輝きが違うよね。音楽でも絵でもそうだけど。でもさ、書きたいときに書いてるだけじゃ、食べていけないし…。」

メルテム

  「文筆で食べてるわけじゃないくせに…。」

コレル

  「…、え〜、次です。10月7日付け、『んーちょっとやりすぎじゃないっすかーいやいいんですけどねー本編楽しみにしてます><』、と。」

メルテム

  「いや〜、いいでしょう?」

コレル

  「本編はどうだったのかな? みんな本編待ってる、って割にはあまり音沙汰ないんだけど。あたしはみんなにタキウッディーンが紹介できて、とっても嬉しかったんだけど。」

カリーマ

  「う〜ん、今回は頑張って分量を書いたんだけどねぇ。戦争も描いてるし。」

コレル

  「そう言えば、本編への書き込みで、10月14日付け、『ただ欲を言うともう少し大きな地図で見たいかな。最初から読み返しても、今どれくらいの領土を持ってるのかイマイチわかりにくいです』、ってあったんだけど、これって対スペイン戦とか対ハンガリー戦のときの戦場図のことかな、って思ったんだけど。」

カリーマ

  「あ、そうなのかな。とりあえず世界図は各章一番上の See the Map というところに置いてあるんだけれど、戦場図は付けなかったね。 SS が無かったんだ。ごめんなさい。」

メルテム

  「ロードすれば?」

オズレム

  「残念ながら、 EU2 だとロードするとそれぞれのユニットがロードごとに違う動きをしちゃうから、とりわけ包囲なんかは解いちゃうから、プレイ時の状況はそのときにしか撮れないのよ。」

メルテム

  「熱中してると SS 撮るのとか、忘れるよね、確かに。」

コレル

  「じゃあ、最後ね。これも本編の方で、10月13日付け、『ヴェネツィアは移動のルールうっかり忘れてしまいますね。それ以前に強力な艦隊に阻まれてAIなんかがウロウロするだけの展開がいつもありますね』、と。」

オズレム

  「海軍国家ヴェネツィアの特徴を再現してくれるいいルールだとは思うんだけれど、見た目に分からないのが難点ね。それとヴェネツィアがある程度弱くて閉じこもっているときにはいいけれど、ヴェネツィアに余裕があって意気軒昂と艦隊と陸軍をそれぞれ出撃させちゃうと、空になった本国に陸軍が戻れない、なんて事態もあったりして。」

コレル

  「う〜ん、オーストリアがあるからヴェネツィアが発展できないのはある程度は既定のことではあるんだけれどね。」


カリーマ

  「今期は AAR の更新、結構あって面白かったね〜。」

コレル

  「やっぱりオマーン AAR がすごいね。同じゲームをやってるとは思えないわ。」

メルテム

  「砂糖を作るのに必要なのは?」

チャウラ

  「ど、奴隷です…。」

カリーマ

  「それと、新ビザンツ AAR も、今期に始まったばかりなのに更新早いね〜。」

オズレム

  「こう言ったら失礼になるかしら? 本文中にはっきり書いてあるわけじゃないんだけれど、端端に見えるデータが、ものすごく先行き不安で、どうなるのかしら? っていう楽しみがあるわね。」

コレル

  「コンスタンティノープルに都すると借金で苦しむ、っていうジンクスができそうなw」

カリーマ

  「ミラノ AAR も今日から始まったね。ヘタリア戦記?」

コレル

  「結構、状況が厳しいわね。フランスが統一されるまでにどうなってるか、楽しみ。」

カリーマ

  「それと、チラシの裏、盛況だねぇ。ゲームとはいえ、やっぱり頑張ったんだもの、見てもらいたいよね。」

メルテム

  「だけど、完成した AAR はいかにも少ない。」

カリーマ

  「うん、だからこのページの創設は必然だったんだね。」

オズレム

  「更新といえば、AGCEEP の 1.54 の邦訳がリリースされたわね。」

コレル

  「あたしたちのバージョンっていくつだっけ?」

オズレム

  「1.51。う〜ん、こっちも早くやりたいっ。」


コレル

  「続きまして、アンケートのコーナーです。正直、前回の質問で投票いただけるとは思ってなかったわ。」

メルテム

  「みんな、ありがとう。」

カリーマ

  「趣味が共有できるのが理想かと思ったんだけど、できれば、っていうのと合わせても、共有したくないっていう方が多かったのは意外〜。」

オズレム

  「『アジャデ』を読みたいって言ってくれた人が書いてくれてるけれど、『共有しないのは、恋人の趣味への寛容度最大という事で一つ』、という風に、相手の趣味をまず尊重しているわけね。」

コレル

  「確かに相手がさ、手芸とか面白いよ〜、って持ってきても困るよね。」

カリーマ

  「え〜、手芸は楽しいよ。ちくちくやってると、時間忘れちゃう。」

メルテム

  「ま、こういうことなんだね。」

コレル

  「今週は、何か聞いてみたいことある人、いる?」

チャウラ

  「あ…、はい。みんなが無ければ。」

メルテム

  「おお、なんだろう。」

チャウラ

  「ええとですね、わたしたちの時代にはわたしのロシアは帝政で、こっちに来たらソ連はもう亡くなってたんですけれど、共産主義ってやっぱりダメだったんでしょうか…。」

メルテム

  「“わたしの”って。」

コレル

  「う〜ん、ソ連が傾いてきたときには共産主義はやっぱり人間の本性にはそぐわない、なんてことも言われてたけど、一方で教科書ではマニ教に遡ってまで人類社会の資源共有への探求を辿ったりしてたわね。そんな議論もソ連が崩壊したらされなくなったけど。」

オズレム

  「そもそも、ソ連っていうのは共産的な思想の系譜の最終的な形態だったのかしら? どうも、ちょっと歪められたような気もするんだけど。」

コレル

  「そこは難しいよね。ソ連が無かったら共産主義国家は成立してなかったわけだし。マキアヴェリじゃないけれど、軍事力をもってなかったために殺された預言者はたくさんいたわけで。」

カリーマ

  「共産主義が人類に必要なものなら、ソ連でなくても別の形で出てくるんじゃないかな。共和制は、フランスでは浮沈を繰り返したけど、その間にも世界中に広まったでしょう?」

コレル

  「二大大国の後継としては中国が出てきたみたいだけれど、共産主義の精神の後継としては福祉国家がそうだと言う人もいるし、福祉国家は共産主義とは関係ない、という人もいるわね。ま、そこのところをみなさんがどう思っているのか、それを問うわけね。」

メルテム

  「つまんないこと聞くねぇ。じゃ、今回もこれで終わりでいいね?」

オズレム

  「それじゃあ、みなさま、サオル。」

カリーマ

  「肌寒くなって参りました。みんなも体調には気をつけてね。サオル♪」


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Last-modified: 2007-11-03 (土) 09:33:27 (4223d)