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用語辞典

The Conquest of the Büyük Şehir Konstantiniyye


Mehmed I & the Empire in 1419 [See the Map ]

統治 5:外交 7:軍事 6:勝利 0
貴族 7:中央 2:革新 6:重商 7:野戦 7:陸軍 7:精鋭 3:農奴 4
陸技 3:海技 0:行政 0:経済 0
非道 0.0/37.0:年収 123.24$:騰貴 0.0%:貿易 16:設備 16



「この左側のパネルでいろいろといじくるんだね? じゃ、左から。これは海軍の予算配分か。船が1隻もないんじゃあ、どうでもいい気もするけど、とりあえず休ませよう。陸軍もとりあえずお休み。で、赤月旗は政策変更ね。まずは宗教…、まだマルマラ海両岸しか領土がないんじゃ、カトリックもシーア派もいないよね?」
「そうみたいね。」
「じゃ、スンニー派を最高に優遇して、正教をそれに次ぐように。あとの2つは最低に、と。あれ、正教も最高までいっちゃった。いいのかな?」
「もちろん。逆に言えば、2つの宗教までは問題なく抱えられるってこと。3つになると、国教を最優遇すればあとの2つはぎりぎり叛乱しない、というあたりになるわ。」
「なるほど。とりあえずスンニー派か正教の地域を狙っていけばいいのね。」
「その王朝の属性文化なら改宗はさせやすいから、君主の統治能力が高くてお金に余裕があったら属性文化の州もどんどん取っていって問題ないけどね。ま、最初のうちはお金はないし、たぶん宣教師も入ってこないはず。」
「さてじゃあ、内政小改革、と。ねえ、みんな、貴族政を1こ上げるってことでかまわない? やっぱりオスマン帝国って何もしなくてもキリスト教国から嫌われると思うけど、そのとき停戦もできないんじゃ困ると思うの。」
「いんじゃない? ダメだったら後でぐちぐち言うから。」
「それが嫌だから聞いてるのにっ。ま、やってみなきゃ分からないか。じゃあわたしはこの中で貴族政が一番重要だと思うので、貴族政を改革します。お、安定度1こさがった。じゃあ、予算配分は安定度へ、と。これは…、財政サマリーに何も書いてないんだけど?」
「1ヶ月経ったら出るようになるわよ。これは前月の記録だから。」
「そっか。じゃあ、準備完了、だよね? 忘れ物ない? ではでは、メフメト1世さまから最初の勅令を出そうかな。メルテム、ごめん。コンスタンティニエ Konstantiniyye (コンスタンティノープル)を包囲せよ! あれ? 宣戦布告が選べない…」
「あ〜、ビザンス帝国 Bizans İmparatorluğu (ビザンツ帝国)から軍隊の通行許可をもらってるから、それを返却しないと宣戦できないわよ。で、返却するときには安定度が1こ下がる、と。ついでに、ビザンス帝国はオスマン帝国の属国だから、属国化を解除しないで宣戦すると安定度が6こ下がるわね。属国化を解除するのも安定度が3こ下がるんだけど。普通は相手が同宗なら贈物をして親密になって合併するし、相手が異教徒なら放っておくとだんだん険悪になってくるから相手が属国化を解除するのを待つの。相手が解除するとこちらは大義名分を得るし。」
「むー。いま安定度が+1で、通行許可返却で±0、属国のまま宣戦で-6かぁ。いま安定度1こ上げるのに1年もかかってるから、復旧するまで6年かかるのね。」
「安定度は-3までよ。」
「え? じゃあそれ以下になるようなマイナスだったらどうなるの?」
「ど、どうかなぁ…。多分大丈夫だと思うけど…。」
「でも属国解除しても-3、解除しなくても-3なら、解除なしで宣戦に決まりねっ。」
「自分の任期中にコンスタンティニエ陥落させたいだけでしょ?」
「あたり〜。じゃ、通行許可を返却して、と。」

「お、おぉ、各国動き出したねぇ。同盟、同盟か。うちは外交官使っちゃったから動けないのね。」
「あ、ビザンス帝国とモレア大公国が同盟結んだわよ。」
「モレア…、ってどこだっけ?」
「ここっ! ユナニスタン Yunanistan (ヘラス)の南の半島。」
「ああ、独立国だったんだ。でもまあ、間にアテネ公国があるし。船ないし。」
「アテネ公国もビザンス帝国と同じでオスマン帝国の属国で、通行許可も得てるわよ。だからモラ Mora (モレア)まで陸伝いで遠征できるわ。」
「取った方がいいの? ギリシャ文化ではあるみたいだけどね。」
「ちょっと国別の地図にしてみて。ありがと。ほら、ルメリ Rumeli (マケドニア)やイスタンブル İstanbul (トラキア)の上にちっちゃい赤月旗があるでしょ。」
「あるある。」
「これ、中核州って意味なんだけどね。中核州っていうのはその国が本来持っててしかるべき領域のことで、他国もそれをも認めてるってことなの、渋々だろうけど。だから自分の国の中核州を他国が不当にも持っていたらいつでもその国に宣戦できるし、その州を分捕っても非難されないの。」


1419年のバルカン・アナトリア諸国

「モラにはないね。」
「いまのところね。いまオスマン帝国の中核州になっているのは、領有しているアナドル Anadolu (アナトリア)、アンカラ、ルメリ、ブルガリスタン Bulgaristan (ブルガリア)、トゥナ Tuna (ルメリア)、ドブルジャの6州の他、イスタンブル、スルビスタン Sırbistan (セルビア)、コソヴァ Kosova (コソヴォ)、アイドゥン Aydın (スミルナ)、アンタキヤ、カスタモヌの合わせて12州だけ。でも、スルタンが代替わりしていくとその都度中核州が増えて、立法者(カーヌーニー)スレイマンの御世には大オスマン帝国のほぼすべてが中核州になるわ。」
「じゃ、モラは中核州になるまで待ってた方がいいんだな。」
「基本的にはそうなんだけどね。さっき他国から非難されるって言ったけど、それは悪辣非道点Bad Boy Points というかたちで表現されるの。外交パネルを開くと、オスマン帝国って国名が上段にあって、その下に“我々は、名誉ある評判を受けています”って書いてあるでしょ?」
「うん、異存なしね。」
「そこに悪辣非道点が表示されるの。分母は臨界点。これを超えると大変なことに。」
「大変なこと、って?」
「周辺諸国が、ちょうど古代のローマ帝国のように相手が滅びるまでひっきりなしに何十年も何百年も攻め寄せ続けるようになるの。われながらローマ帝国って言うのはいい例えかも。」
「悪辣非道点は何をしたら増えるの?」
「まず、宣戦は+1。こちらから宣戦して相手から州を奪ったら、1州ごとに+2、相手から宣戦してきた場合は1州ごとに+1。注意しなければいけないのは、相手が宣戦してきてもその同盟国の領土を奪ったら1州ごとに+2なの。中核州はいずれの場合でも増加はなし。そして、相手国を滅ぼした場合、これは相手が最後の1州にならないとできないのだけれど、宣戦のいずれによらず、異教徒なら+3、同宗なら+6。ただし外交によって合併した場合は相手の都も含めて1州ごとに+1。未開の蛮族に対しては、宣戦しても、州を奪っても、滅ぼしても悪辣非道点は一切増えない、と。」
「それこそ悪辣非道な気が…。」
「で、何をしたら減るの?」
「時間が経過すると自然に忘れてくるのよ。それ以外の方法はなし。外交能力が高いと減りやすいのだけれど、それでも8〜9年で-1というところかしら。」
「ほ、ほとんど減らないのね?」
「そうね。それと、臨界点も君主の外交能力次第だから、オスマン帝国の場合、スレイマン大帝からセリム2世になったときに一気に臨界点が下がって破綻してしまうことも考えられるわ。」
「これはちょっと余程よく考えて行動しないといけないっぽいねぇ…。ええと、例えば、相手が同宗ですべて中核州を持っている場合、相手の国が3州なら、合併で+3、宣戦して+1の、2州奪って属国にした後に合併すると+1で合わせて+2。ということで後者の方が有利なのよね。」
「そうそう。ただこのとき、相手が2州でもこちらの同盟国が4ヶ国でいっぱいになっていてこれ以上は同盟が組めない、あるいはその相手の同盟国が好戦的で、戦争になる都度同盟期限が延長されてこちらと同盟が組めない、など、状況によっては宣戦した方が有利な場合があるわ。それと、相手の同盟国がやっぱり中核州をもっていたら、その相手に対しては宣戦の分の+1、得するわね。」
「うーん、ただ王室同士で婚姻を結んで合併するのに比べると、攻め込んで無理やり服従させるっていうのはちょっと悪辣な感じ。」
「そうねぇ。ゲームなんだから意に添わないことをしても仕方ないわよね。だから、悪辣非道点が変わらない限りは好みのやり方でいいと思うの。」
「あ、そこはやっぱり限定なんだ。」
「それはそうでしょ〜。好き嫌いで8年よ、8年っ。」
「相手が異教徒の場合はどう立ち回ればいい?」
「相手がこちらの中核州を抱えている異教徒、ってことよね? 基本的には相手の都を残して中核州はすべて奪い去り、その相手が第三者に滅ぼされるのを待って、その第三者からかつての敵手の都を奪う、というスタイルになると思う。」
「だったら相手が一国の場合は最初からその相手が滅びるのを待つわけだね。」
「そう。でも、簡単に滅びてくれる相手とそうでないのがいるわけだけど。まず港を持っている州って制海権がないと陥落しにくいのね。山がちな州もそう。ついでに山がちな州はだいたい現地調達がほとんど出来ない。だから山がちな沿岸州って、それだけで滅びにくいの。ましてモラの場合、半島で陸伝いの隣接州が一つだけ。まあ多分滅びないと思う。」
「ならばせめて宣戦しなくて済んだことを喜んで、滅ぼしてしまった方がよい、と。」
「うん、まあモラはその方がいいんじゃないかなぁ…。アルナヴトゥルク Arnavutluk (アルバニア)とかになってくるとなんとも言えないけど。ヴェネディク Venedik (ヴェネツィア)やマジャリスタン Macaristan (ハンガリー)が滅ぼすかもしれないし。」
「ま、アルナヴトゥルクで頭を悩ますのはもっとあとでいいんじゃない? ていうか、オズレムは話が長いよ。モラはいずれ中核州になるけど、きっとずっと独立国だから、いま滅ぼしても後で滅ぼしても同じっ、以上、じゃない。」
「だって、やっぱり最初だからちゃんと説明してあげないと…。いいわよ、あんたの時には一切アドバイスしないから。」
「あ、あのね、じゃあ、モラも滅ぼすってことだよね。じゃあ、宣戦する前にユナニスタンにモラ用の軍も置いておいた方がいいよね。」
「え、ええ、そうね。州の情報を見ると要塞レベルっていうのがあるでしょ? 最小だと5,000、小だと10,000、普通だと15,000の兵が最低でもいないと包囲が出来ないのよ。だから敵の守備隊もいるからそれよりちょっと大目をぶつけないとダメよ。」
「いま、29,000だから21,000と8,000くらいで分ければいいかな。」
「いいんじゃない? それと要塞レベルが高くなるとだんだん陥落させにくくなるから、大砲とハムザ・ベイ将軍はコンスタンティニエへ向けたほうがいいわね。あと、2月になったら陸軍の予算配分を上げてあげてね。予算が反映されて軍が活気付くのに3ヶ月かかることになってるから。」
「うん、わかった。」

 かくして十分な手ほどきを受け、宗教政策の見直し、内政改革を断行し、軍の再編成を行い、万端の準備の上でコンスタンティニエ遠征の日を待つのであった…、が


Reminder!

「うわっ!」
「なんか出てきたねぇ。なになに…、『以下を銘記されんことを! 宰相閣下の忠実なる僕が伏して言上申し上げ奉る。』ああ、わたしたち宰相役だったんだね。スルタンじゃなかったんだ。『われらが敬愛申し上げる陛下におかれましてはいくつかの案件が実現されんことを宰相閣下に期待申し上げられております。』ふむふむ、で、案件とは、『まずはアンカラの保持を』。」
「なんなの、これ?」
「特別任務。5年ごとに7つぐらいの特別任務が提示されて、最高3つまで取り掛かることが出来るのだけれど、それを5年以内に実行できれば勝利点がもらえるの。」
「勝利点がもらえるとどうなるの?」
「え、えぇと、最終的に10,000点超えると…、達成感? ま、ちょとした味付けね。気にしなくてもいいわよ。誰もあんまり気にしてくれないんで、総督からの忠言、という形になったみたいだけど。」
「ふぅむ、総督風情に指図されるのは癪だけれど、まあアンカラは絶対保持するわよね。他にはどんなのがあるのかな?」


1419年のミッション

「シャンハイグアン Shanhaiguang ってなに?」
「きっとカニよ。上海の。」
「残念、山海関っていうのは、中国のあの有名な長城の東端で、海に接するところよ。」
「で、それを5年以内に発見しろと?」
「無理なものはいくらでもあるのよ。特別任務は最大でも3つしか取れないんだし、確実に取れるところを取っていけばいいの。普通は領土保持と婚姻ね。それとあとできる何か。」
「じゃ、いまはジャンダルオウル侯家との婚姻か。」
「ちょっと待って、属国にすると婚姻関係はなくなるんでしょ? ジャンダルオウル侯家を臣従、にしておいて。」
「本当に出来るの〜?」
「あなたがコンスタンティニエを獲ったら、わたしほとんどすることないじゃない。それくらいやらせてよ。」
「うん、わかった、じゃ、ジャンダルオウル侯家との同盟も加えておくね。」


領土が不安定です!

 そして、1419年4月1日を迎える。

「(先生(ララ)、わたしはあの都が欲しいのです…。)」
「黙れ、文学少女。じゃ、宣戦するよ〜。」

 すると…。

「あははっ、どどどっと、これはまた豪快な。」
「いやぁ、一気に奈落の底だねぇ。」
「それじゃ、進軍開始っ。」

 オスマン軍はコンスタンティニエの守備隊を苦もなく駆逐する。モラ方面軍もアナプリ Anapli (ナフプリオン)の包囲に成功。

「あらら、コンスタンティニエでは造船を始めてしまってたみたいね。これじゃ守備隊も増員できないし、陸軍予算を平時に戻しちゃっていいわよ。もったいないから。」
「うん。それにしても、征服者(ファーティヒ)メフメト2世は2ヶ月弱でコンスタンティニエを陥落させているけれど…、ぜんぜん城塞の耐久力が下がらないねぇ。」
「きっと征服者は“突撃”させたのよ。陸軍レベルが5になるとできる攻撃オプションなんだけどね。」
「まあ、征服者は100,000人の兵でコンスタンティニエを包囲したそうだしね。」
「じゅ、100,000人。むりむりむり。100,000人にあの三重の城壁へ突撃を命じるくらいなら、気長に包囲してる方がわたしの性に合ってるかなぁ。」
「包囲の方が悲惨かもよぉ? 攻撃側は泥濘の中、寒さに凍え、守備側は飢えに苦しみ、やがて肌は黄ばみ、眼窩はくぼみ…。」
「うぅぅ…。」
「あんた、そういう話しているとき目が輝いてるね。」
「リアリストなの。」
「そうかいそうかい。あ、アナプリ城が陥落したみたいよ。」
「あ、本当だ。じゃ、併合するね〜。」


1420年6月2日、モレア大公国、滅亡。

「城内に雪崩れ込んだ兵隊たちは1年以上にわたる包囲戦に苛立ち、通りの家々に火を放ち、火によって炙り出され逃げ惑うばかりの民衆を、当たるを幸い男と言わず女と言わず打ち据えていった…。」
「ね、もうちょっと軽く考えましょ? ゲームなんだから。はい、オスマン帝国にはモラが1州増えました、と。じゃ、モラ方面軍は悪いことしないうちに、いないいない、しましょうねぇ。コンスタンティニエへ向かわせよう。」

「コンスタンティニエ、落ちないねぇ。やっぱりここはコレル=ムラト2世の登極を待つしかないかな〜。」
「うぅ、がんばれがんばれっ。」


コンスタンティニエの陥落

 そして、
1421年2月16日、コンスタンティニエ陥落。ビザンス帝国、滅亡。

「ハムザ・ベイ将軍は自らがついに陥落させた偉大な都から長い間目を離さなかった、『いずれはトロイも、王プリアモスと彼につづく戦士たちとともに滅びるであろう』。」
「うるさい。」
「塩まいちゃえ、塩。」
「もうっ、自分たちの都でしょ? はぁ、でもやれやれ、任期中にコンスタンティニエの征服という偉業を達成できたわ。やっぱり“征服者”の称号は“メフメト”の名前にこそ相応しいよね?」
「はいはい。お見事お見事。」
「さてと、あと3ヶ月くらいか。何しよっかな。なんか、始めたときには無くて困ってた外交官が満員になってる…。」
「戦争中は外交官が1年につき1人増えるのが早くなるのよ。」
「あ、そうなんだ。もう1こ気になってることがあるんだけど。」
「なあに?」
「さっき山国だと現地調達が難しいから包囲が大変だ、って話してたと思うけど、モラってぜんぜん大変じゃなくなかった?」
「モラからは通行許可をもらってたみたい。(※ AGCEEP 1.51から)」
「あ、通行許可は戦争状態になっても有効なんだ。」
「そう。だから、例えば広大なマムルーク朝に遠征するとき、予めマムルーク朝から通行許可を得ておいて、その藩国ズルカディルオウル侯国なんかに宣戦してマムルーク朝を戦争に引きずり込んで、ズルカディルオウル侯国はとりあえず放って置く、なんて薦め方も考えられるわよね。」


1421年の外交状況

「なるほど〜。じゃあ、基本的に中核州にならなそうな国からは通行許可をもらっておいた方がいいんだね。」
「そうね、う〜ん、そうねぇ。それはいいかも。」
「ん?」
「うん、あのね、オスマン帝国はこれからどんどん拡大していくでしょ? そうなるとどんどん世界中から警戒されていくのね。いまも、モレア大公国にビザンス帝国と滅ぼしたから、ギリシャ正教の国々が怒ってるはず。」
「ほんとだ、ルスィヤ Rusya (ロシア)が真っ赤になって怒ってる。ふふっ」
「でもまだスンニー派の諸国はオスマン帝国となかよしだから、今のうちなら無料で通行許可もらえちゃうかも。」
「じゃ、さっそく試してみよっか。それじゃ、西から順にいってみようかな、ということで…」


グルナタが通行許可を与える

「あ、ほんとだ。グルナタ Gırnata (グラナダ)が通行許可をくれたよ。」
「きゃ〜、ボアブディル〜っ。」
「な、なんなの?」
「やっぱりボアブディルは義侠の人よねぇ。通行許可なんか一発でくれちゃうもの。あ、コレルは知らないの? 『ガゼッテ・ドリエンタル』紙で連載中の血沸き肉躍る冒険活劇「ボアブディル、あるいは優雅なる冷酷」って。そりゃあもう男の中の男なんだから。ね、チャウラ?」
「わ、わたしはタレガさんが素敵だと思います…。」
「ボアブディルって、グルナタ最後のスルタン、メフメト11世のことでしょ? まだ1421年なんだから、生まれてもいないわよ。」
「ボアブディルの英霊は時代を超えてエンデュリュス Endülüs (アンダルシア)の地を見守っているのよ。」
「アホかい。」
「トゥヌス Tunus (チュニス)はくれなかった。残念。」
「婚姻を結んでもう一度チャレンジしてみたら? 婚姻も無料だから。」
「婚姻が無料…って、スルターナとしてはちょっと悲しくない?」
「ん〜、莫大な婚資をもらってそれを盛大な結婚式に使えば差し引きゼロじゃない。」


The City of Men's Desire

「あ、なんか出てきた。」
「なになに、『花恥らう美姫のごとき都』?」
「あなたは詩人ね。」
「う〜ん、ちょっと情緒過多かな。」
「いや、文学性の評価はいいから、内容は?」
「イスタンブルに都を移すか、ブルサに留まるか、って。」
「そりゃあ、遷すでしょ。何のためにコンスタンティニエを征服したんだか。はい、遷都、と。」


1421年3月4日、イスタンブル遷都。

 そして4月1日には、

「また何か出たね。」
「ジェノヴァの貿易センターがイスタンブルに移ってくるんだって。」
「貿易センターってなに?」


The Economic Reforms of Mehmed II

「貿易の中心地。ここにその商業圏の物産がすべて集められて、各国の商人はここに物産を売り買いしに来るの。そのとき、商人たちは税金を支払ってくれるから、貿易センターのある都市は莫大な収益を上げるし、人も集まってきて人口が増えやすくなるのよ。」
「うちは商人を派遣しなくてもいいの?」
「残念ながら、オスマン帝国の貿易レベルは0、ヴェネディクやジェノヴァはすでに貿易レベル2。とても競争に勝てないわ。まあ、自国の都へ商人を派遣するならそんなにお金はかからないから、派遣してもいいけど。多分、外国の商人が落としてくれる税金の方がうちの商人が上げる利益よりも高いと思う…」
「ま、商いは商人にやらせておけばいっか。」
「でもそのうちに世界的に生産力が向上して、貿易が何よりも利潤を上げるようになるから、それは覚えておいてね。その時を計るために自国の都には商人を置いておいてもいいかもしれない。まあ、もう少し余裕ができてからでいいけれど。」
「いつごろの話?」
「あと150〜200年は先かな。」
「たぶん忘れるわ。」


インフラレベルが1に上昇

「あ、もう1枚隠れてた。インフラレベルが上昇だって。投資してないのに。」
「君主の器量とか同宗からの技術的影響もちょっとだけ技術革新に反映するのよ。」
「で、徴税請負人を派遣できるそうなんだけど…、どうする?」
「徴税請負人なくして人頭税なし、だから、徴税請負人は派遣しなくちゃいけないんだけどね。当然民衆の不満を高めるでしょ? だから抑圧してる宗教の州なんかには派遣しないって判断もありだと思う。とにかく1回派遣しちゃうと解除できないから。」
「でもいまのところスンニー派と正教の州しかもってないよ。じゃ、派遣するね。」
「待って。1州に派遣するのに5,000フローリンもかかるの。で、人頭税の徴収は1月1日だから、12月31日に派遣すればいいわ。12月まで何があるか分からないものね。」
「で、12月31日に派遣し忘れたりして。」
「大丈夫よ〜、あなたなら。」
「あ、あたしの番だった、今年の年末は。」


Fate of the Patriarchate

「またなんか出た。よく出るなぁ。」
「コンスタンティニエ征服に関わるイベントは3つだから、これで最後よ。」
「ええと、コンスタンティニエ総大主教の処遇を決めるのか…、ふぅむ。」
「身代金が取れそうならいいけどねぇ。」
「さて、そんなのがあるかな? 現職を続行で、安定度-1、革新性が+1、これはダメだ。首のすげ替えで、安定度+1、中央集権制+1、か。いいねぇ。総主教座の廃止で、革新性-1、資金+300、か。その代わり、正教諸国が軒並み敵視する、と。」
「ほっといても正教諸国って敵対して行くんでしょ? 異教徒だから。」
「そうね。」
「ならば30,000フローリンもらっておいた方がよくない? これだけあれば徴税請負人もすべての州に派遣できるし。この30,000フローリンはいまの“年初収入−軍維持費”の10年以上ってだけじゃなくて、徴税請負人の集める人頭税収入もプラスして考えないと。」
「う、うん、いまいち計算が追いつかないけれど、なんだかすごく得な気がしてきたわ。じゃ、総主教座を廃止して、その資産を没収するね。」
「(ひどい暴君もいたものだね、ひそひそ。)」
「大丈夫、真の名君はあえて汚名を被るものよ。」
「うん、ありがと。」
「名君か暗君かの評価は後世の人間が下すんだけどね。わたしたちが跡を継ぐんだから、いい結果になればいいとは思ってるんだけど。」


ムラト2世の即位

「そうね、あなたの手腕にも期待してるわ。はい、あなたの番よ。」
「あたた、余計なこと言っちゃった。」


1421年5月27日、オスマン帝国第6代スルタン、ムラト2世、即位。


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Last-modified: 2007-12-09 (日) 00:00:53 (3639d)