仮想イベント「ドイツ帝国の成立」に挑戦

神聖ローマ帝国(以下HRE)皇帝として、軍事力ではなく口八丁手八丁外交によってドイツを統一してしまおうという壮大なイベント。わずか100年の間に、外国勢力の侵略を防ぎつつ領地を拡大しながら非常に低いBadboyレートを保ち、かつ多額の贈り物攻勢でドイツ諸邦と友好関係を築かなければならないという、相反する目標の達成を求められます。

一番達成しやすいのはオーストリアですが、もちろん他のドイツ世俗諸侯でも挑戦可能です。

達成のコツについては「ドイツ帝国建国の手引き」の項を参照。


(以下はAGCEEP公式サイトからの和訳です。)

背景

もし、皇帝が1495年のヴォルムス帝国議会において卓越した外交的地位を占めていたら、どうなっていただろう? 帝国改造運動において「皇帝派」と呼ばれた党派の再編構想を、議会に受け入れさせていたら? すなわち、皇帝の権威を高め、いくつかの中央行政機構を常設してHREに実体を持たせることを狙った構想を認めさせていたら、どうなっていただろうか?

史実では、皇帝マクシミリアン1世は財政・政治上の諸問題により、選帝侯や有力諸侯たち「領邦派」にいくつかの譲歩を余儀なくされた。そのため、新設された帝国最高法院や帝国クライスは、領邦君主たちにほぼ支配されてしまった(これは領邦の自治権を制限できないということでもあった)。また、新しい帝国税制は不十分で、すぐに廃止されてしまった。新機関はどれも短命で、領邦の独立性を強めると同時に、中央集権を強めるのではなく帝国内諸邦の結びつきを弱める方向に再編された。

しかし、もし皇帝が有力諸侯を思いのままに操ることができたなら、皇帝は帝国騎士団や小貴族・都市に支えられた強力なドイツ帝国/王国という構想を推進できただろう。

第一イベント:ヴォルムスの帝国議会(Imperial Diet at Worms)

ドイツ帝国成立に向けた最初のイベントは、1495年のヴォルムス帝国議会(Reichstag)です。この帝国議会は史実においてマクシミリアン1世が開催し、諸侯の意向に沿った小規模な改革に道を開きました。このイベントは、ドイツの世俗諸侯で発生します。(ケルンやマインツ、シュトラスブルク、ブレーメン、ヘルヴェティアのような司教領では発生しません。)

HRE領域内のうち、初期文化にドイツ(Germany)を持たない国(ボヘミア・サヴォイア・ロレーヌ・ヘルダーラント・ブラバント・ブルゴーニュ)のいくつかでは、このイベントは発生しません。このイベントでは、諸侯が帝国改造運動においてどのように扱われたのかによって、参加資格が決定されています。つまり、ロレーヌは1500年の上ライン帝国クライスに参加しているので、資格を持っています(フランス文化を失うという代償を伴いますが)。一方、サヴォイアはイタリアになることが可能で、もしわれわれが望めばロタリンギア王国も創れますが、だからといってドイツ帝国になることを許す必要はありません。ボヘミアは帝国クライスに参加していないので、帝国改造運動の影響を受けませんでした。ブルゴーニュ・ブラバント・ヘルダーラントは、1512年に設立されたブルゴーニュ帝国クライスへの参加に留まり、1543年の国事詔書(ブルゴーニュ領がHREから除外された)でも示されているように真の帝国内諸邦とはみなされていないので、このイベントへの参加資格はありません。

  • 訳注:要するにロレーヌ以外の5カ国はダメ。

発生条件

  • 1495年1月1日〜1505年12月29日の間であること
  • HRE皇帝であること
  • 国の規模が6州
    • つまり、皇帝が自らの権力基盤を持っていること。
  • Badboyレートが3未満
    • つまり、皇帝が平和を好み、侵略者だとは見なされていないこと。これには「外交的」なプレーヤーにこそ統一を可能にすべきだ、という意図も込められている。
  • EU2における「真の」選帝侯5カ国(ケルン、マインツ、プファルツ、ブランデンブルク、ザクセン)のうち、4カ国が属国でありかつ関係が+100以上であること
    • つまり、選帝侯会議において皇帝の意を体する国が多数派であること。(ボヘミアはもちろん理論的にも法的にも選帝侯だったが、ヴァーツラフ4世の没後(1419年)は1708年まで一度も選挙権を行使したことがなかったので、このイベントからは除外される。)

「Impose the ideas of the Emperor's party(皇帝派の考えを強要する)」を選択した場合、イベント効果はすぐに発動します。すなわち、安定度の低下および、強大なHREに明らかな脅威を感じた近隣の諸大国が皇帝への開戦理由を得る一連のイベントが発生します。

第二イベント:アウグスブルクの帝国議会(Imperial Diet at Augsburg)

1500年、史実上のアウグスブルクの帝国議会では、マクシミリアン1世と諸侯が合意できたほとんどの改革案について、法律を制定しました。ドイツ帝国になるための2つ目のイベントは、この史実のちょっとしたifとして発生します。このイベントが発生するということは、ヴォルムス議会イベントによって開戦理由を手に入れた外国勢力の介入を防ぐことに成功したことを意味します。

発生条件

  • 「ヴォルムスの帝国議会」(Imperial Diet at Worms)イベントが既に起きていること
  • 1500年1月1日〜1515年12月29日の間であること
  • 対象国がHRE皇帝であること
  • 国の規模が6州
  • Badboyレートが3未満
  • 戦争状態にないこと
  • 安定度が+3

このイベントが発生すると、HRE皇帝の国は元の君主を維持したまま、「ドイツ(Germany)」に変化します。また、ドイツ文化以外の所持文化を失い、「貴族中心政治」スライダーが増加し、「中央集権化」スライダーが0になります。(「中央集権化された」HREは他の国と比べれば非常に分権的だからです。)そして、帝国改造運動の影響を受けた帝国諸州(すなわち、1500年の帝国クライスに含まれる州)を中核州として得ます。

その後、「ドイツ」が上記イベントで中核州として得た地域内に首都を持つ全国家において、改革を受容して「ドイツ」に継承(inherit)されるか、帝国に反旗を翻すかを選ぶイベントが発生します。これに該当するのはバイエルン、メクレンブルク、ホルシュタイン、ハノーバー、ブレーメン、ヘッセン、シュトラスブルク、ロレーヌ、サヴォイア(1州しかない場合は併合されますが、そうでない時はサヴォイア州を割譲してピエモンテ州に遷都します)、ヴィッテンベルク、バーデン、クレーフェ、オルデンブルク、ベルクです。

なお「ドイツ」には、この選択イベントによって継承された国のヒストリカルリーダーが出現するようになります。

この選択イベントは、外国・選帝侯国・大公国では発生しません。たとえそれらの国が、「ドイツ」が中核州として得た地域内に領土を持っていた場合でもです。また、プファルツやオーストリアでは発生しません(バイエルン帝国クライスに属するヴュルツブルク州を含む上プファルツ地方や、シュヴァーベン帝国クライスに属するバーデン州を含むハプスブルク領シュヴァーベン地方のことは、ゲーム上では無視されます)。

すべての国家において、選択肢AとBは入れ替わる可能性があります。「ドイツ」の属国であるか、同盟しているか、良い関係にある場合には、併合への同意が選択肢Aとなります。それ以外の場合は、この選択肢はBとなります。

  • 訳注:AIは90%の確率で選択肢Aを選ぶ。

つまり、この手順によってドイツ帝国になるプレーヤーが完全な統一を実現するためには、最初のイベントではドイツの大半を掌握できないにもかかわらず、少なくともすべてのドイツ諸邦との関係に投資しなければならないか、もしくは戦わなければならない、ということです。

国名タグが変わったときは、セーブと再ロードを欠かさないように!

追加のイベント(とその発生条件)

上のイベント紹介でも説明したように、選帝侯とハプスブルク家の大公は金印勅書(訳注:カール4世が発布、1356年)と大特許状(訳注:ルドルフ4世が偽造、1359年)によって特権を許されていたので、帝国クライスに組み込むことはできませんでした。また、それゆえに、帝国の新しい統治機構が彼らの権力を実際に抑制する存在である限りは、統治機構が彼らを従わせることはできませんでした。マインツ・ケルン・プファルツ・トリーアの選帝侯領から成るライン選帝侯領、ザクセンとブランデンブルグ両選帝侯の領地とその保護領がある上ザクセン、ハプスブルク大公領のオーストリアを帝国クライスに組み込むなどというのは、国税と帝国最高議会を廃止して選帝侯に帝室裁判所の支配権を明け渡しでもしないかぎり、ありえない出来事でした。

しかし、この新たなドイツ帝国ならば、彼らの主権を剥奪して新たな帝国クライスを設置し、その領地を中核州として得ることができるでしょう。

ライン選帝侯領帝国クライス(The Electoral Rhenish circle)

  • 発生条件:ケルン、プファルツ、マインツを所有。プファルツ、マインツ、ケルンが存在していない。Badboyレートが5未満。安定度が+1以上。戦争状態にない。
  • このイベントの最大の効果は、上記の州を中核州として得た上で、ヒストリカルリーダーを手に入れられることです。

上ザクセン帝国クライス(The Upper Saxon circle)

  • 発生条件:ブランデンブルク、アンハルトを所有。Badboyレートが3未満。安定度が+1以上。戦争状態にない。
  • このイベントの最大の効果は、ヒンターポンメルン、フォアポンメルン、マグデブルク、キュストリン、ザクセンを中核州として得た上で、ヒストリカルリーダーを手に入れられることです。ポンメルン、シュテッティン、マイセンにおいて、ドイツに継承されるかザクセン帝国クライスに組み込まれることを拒否するかを選ぶイベントが発生します。

オーストリア帝国クライス(The Austrian circle)

  • 発生条件:ザルツブルク、オーストリア、シュタイエルマルク、ティロルを所有。オーストリアが存在していない。Badboyレートが5未満。戦争状態にない。
  • このイベントの最大の効果は、上記の州+クライン州を中核州として得た上で、ヒストリカルリーダーを手に入れられることです。

帝国の首都(The Imperial capital)

  • ドイツの首都をニュルンベルク・フランクフルト・アーヘンのどれかから選ぶイベントです。
  • 上記の3都市(ヴュルツブルク、マインツ、ケルン)を全て所有していること。1515年から1600年の間であること。

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Last-modified: 2006-11-09 (木) 01:39:51 (3763d)