アウストラシア内戦(613〜634)

まずは613年当時の勢力図を。
ブルンヒルデの時代に北イタリアを獲得したことで、ガリア南部の州と地続きになり、我がアウストラシアの領国はより緊密になったといえよう。領土は現在のドイツ・イタリアを合わせたくらいで、一見するととても強そうだが、実際は、ドイツの州は課税価格の低いものばかりで見た目ほどの力はとてもない。これはドイツ諸州が「異教」であり、収入にペナルティがかかっているのが原因である。諸外国に目を向けると、前章で触れたように、アキタニアはすでに滅び、ガリアはネウストリアとブルグンドの一騎打ち状態。ブリタニアは安定した4分国制に入り、イベリアでは西ゴートとヒスパニアがにらみ合っている。

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ブルンヒルデ死後の半世紀はアウストラシアにとって屈辱に満ちた激動の時代となった。史実においてはネウストリア主導のもとで王国の再統合が実現していたこの時代、イベントが発生するたびにアウストラシアはネウストリアの属国になり、かつ安定度は激減。広大な領土と極度に地方分権化した国内政策のせいもあって、集中投資しているにも関わらず、安定度は回復するまでに2年を要する始末。当然安定度に投資をする間は技術開発に投資ができないわけで、ここに至りアウストラシアは完全な技術後進国になりさがってしまうわけである。

悪いことは重なるもので、「小作人の不幸」イベントまで頻発。この結果、安定度は−2から−3が常体となり、なにもできないのは悔しいので629年、ランゴバルトに理由無し宣戦。今なら安定度が−2だから宣戦しても1しか下がらないぜフゥハハーとか言ってたら・・・

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内戦キター!

2年ほどかけてどうにかこうにか鎮圧するも、国力は大きく疲弊。あ、ちなみにランゴバルトはどうにかこうにか属国化しました。このままでは本当にまずい・・というところで天の恵みが。

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このイベントのおかげで安定度はマックス近くまで回復し、どうにかこうにか体勢を整えることができるようになったのです。

東欧への進出とドイツの改宗(634〜680)

ようやく混乱状態から抜け出し、国家のまともな運営が可能になった・・とはいっても王が殺され、新王が即位するといったイベントは相変わらず起こっており、未だアウストラシアは内紛状態にある。まあ、安定度は0〜1を行き来する程度になったので当面は内戦の心配はないだろう。というわけで、時のアウストラシア王ジギベルト靴和亞葦鸚を決意する。目的は東ゴート王国。ジギベルトは属国であるランゴバルトと同盟を組み、協力して東ゴート軍を撃破していく。641年、653年と二度にわたる遠征によって東ゴートの領土はランゴバルト・アウストラシアの支配するところとなる。ちなみに一回目と二回目の遠征の間に東ローマに介入され、南部の3州を奪われてしまったのはここだけの秘密。ちなみにジギベルト靴六房造砲いてブルンヒルデに引導をわたしたクロタール兇梁垢世辰燭蠅靴泙后

<東ゴート滅亡時の東欧世界>

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また、東ゴート遠征に平行して、ドイツ諸州の課税額をあげるべく改宗事業をスタートする。異教の州への改宗の成功率にはアドバンテージがつくようで、どこも改宗率は60%を超えていた。加えて、この時代のドイツ諸州は人口が少ないために、低コストで改宗を実行できた。この改宗事業は680年頃まで続け、ドイツのほぼ全州をキリスト教に帰依させることに成功した。たしか史実ではカール大帝がザクセン族を撃破した後当地をキリスト教に改宗させようとがんばっていましたね。それを考えるとこの年代での改宗事業は時代を一世紀先取っているといえましょう。

<7世紀半ばのドイツの宗教事情>

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676年にはゲピドを攻撃・属国化する。東ゴートを滅亡させ、また、ランゴバルト・ゲピド両国を支配下においたことで、東欧はアウストラシアによって完全に平定された。

このようにアウストラシアが国内の安定・東欧平定に尺力している間、隣国ネウストリアはイベリアの新興国ヒスパニアと組んで西ゴートを挟撃、二度にわたる戦争で奪われていた領地を取り戻すばかりか、イベリアに領地を得ることに成功する。

<666年のネウストリア>

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この一連の戦争を通じて西ゴートはすっかり衰退してしまうのであった。これ以降イベリアの覇権はヒスパニアによって握られることとなる。

中ピピンの登極とフランク王国の再興(680〜687)

680年1月、ついに運命の男が登場。

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そう、中ピピンである。なぜ運命の男なのかというと、この中ピピンこそがテルトリーの戦いにてネウストリアを破り、フランク王国の再統合を達成するからである。

ここで中ピピン含めこの時期のフランク王国の歴史について少し。

ゲーム中ではあまり再現されていないが、クロタール供淵屮襯鵐劵襯任飽導をry)とその子ダゴベルト気砲茲辰謄侫薀鵐王国は再統一された。そして、ダゴベルト気了代にメロヴィング朝フランク王国は最盛期を迎える。最盛期、ということはここから没落が始まるわけで。この後お約束の分割相続によってせっかく統合されていた王国は分解し、酒色に溺れる無能な王達が続いていく。この結果、メロヴィング家の王達は有名無実と化し、その権力は宮宰であるカロリング家の者たちに握られていくことになる。

ダゴベルト気鷲礇ロタール兇梁弧臣罎縫▲Ε好肇薀轡地域を治めていたが、この分王国では有力貴族の大ピピンなる人物が「宮宰」として権勢を固めつつあった。ちなみに、「宮宰」とは、もともとは内廷の差配職であり、世襲官職ですらなかったが、ピピンの勢力伸張に伴いやがてはフランク王国内部において行政・司法・軍事全般の実権を握る重要職になっていく。この大ピピンの孫が中ピピンで、彼は687年のテルトリーの戦いにおいてネウストリア軍を撃破。こうして中ピピンは全フランク王国の唯一の宮宰となり、王国の再統合に成功するのだ。

  というわけで

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このイベントによってクロタール気561年に崩じて以来、実に127年ぶりに「フランク王国」が復活したのである!

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ようやく統一なったフランク王国。クロタール気報じてから約1世紀。混乱と内乱。度重なる分王国同士の衝突。この間獲得できた領土は北イタリアとイベリアの一部のみ。明らかな停滞。
これに続く8世紀は、それを取り返すかのように、フランク王国は急激な膨張を達成する。中ピピン、カール・マルテル、小ピピンそしてカール大帝。4人のカロリング家のリーダーに率いられたフランク軍は、西ヨーロッパ、さらには地中海世界へと乗り出していくのであった・・。

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おまけ

イスラーム帝国の野望#1―イスラーム爆誕!

622年、イスラームがローマ帝国より独立しました。622年といえばムハンマドがメディナへと聖遷した年。これをうけてゲームではメディナ州にイスラームが誕生。

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ところが・・

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ご愁傷様です。アラビアとメッカはローマ帝国領です。こんな風にはさまれていたら拡大なんてとてもじゃないが不可能でしょう。476年から始めるとイスラームはこのように不遇をかこつことが多いです。史実なみの爆発力をもたせるなら領地拡大イベントを増やすのと、あとは技術グループをイスラームだけラテンにしちゃうとかどうですかね。そうすれば周辺国と技術差ができるのでわりかしマシになるんじゃないかと思います。まあ、それでもイベリアまで来れるとは思えませんがねぇ・・。

イベリアの覇権#2―覇者ヒスパニア

さて、前章で西ゴートより独立したヒスパニアはその後ガリア一帯を支配するネウストリアと同盟を組み、西ゴートを東西から挟撃しました。その結果、ヒスパニアが覇者としてイベリアに君臨するようになったのは本編で語ったとおりです。

ところが675年にちょっとした事件が起こります。なんとイベントによって、滅亡していたはずのアキタニアが復活したのです。

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これによって本拠地と分断されたイベリアのネウストリア軍は事実上無力化され、この後は西ゴートとヒスパニアによる一騎打ちが行われていきます。ネウストリアの戦線からの離脱にも関わらず、先の戦争で受けていた打撃はあまりに大きかったようで、西ゴートはなす術なくヒスパニアに蹂躙されていきました。そして、本章終了の687年には・・

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このような状況に!
ああ、ガリア・イベリアにまたがる一大王国であった西ゴートが見る影もない。西ゴートのここからの逆転はなく、フランクの軍靴が鳴り響くまで、イベリアはヒスパニアの覇権が続くのでした・・。

ブリテン島戦記#4―アルバの衰退

ブリテンでは4国制に移行した後、オニールとアルバ、レジェドとストラスクライドがそれぞれ同盟を組み、長らく戦争を続けていました。その結果、前者が敗北し、ロジアンがレジェドに、ウェールズがストラスクライドに割譲されたようです。

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この2州は両方ともアルバが所有していたために、アルバの衰退は著しいです。AIは海上輸送が下手なので、オニールがちゃんと支援できてないものとみえます。このまま放置しておいたらもしかしたらアルバが滅び、ブリテン三国志が成立する可能性もあるかもしれないですが・・。





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Last-modified: 2006-08-31 (木) 01:00:11 (4682d)