欧州三国志(AGCEEP3人プレイAAR)

みたび、第一夜

 時に、1419年。

 ゲーム開始時のフランス方面は英仏百年戦争の真っ最中。北部フランスはフランス(傀儡)が、南部フランスは我がドーフィネが押さえているが、北からイングランドが圧力をかけてきて、フランスはすぐに併合されてしまう。
ドーフィネとしても、イングランド王ヘンリーV世がいる間はあまりできることはない。
史実通りにイングランドが北部フランスを制圧していくのをじっと見守りつつ、収税官を配置していく。難易度最高だとゲーム開始時資金が25D、年初人頭税収入も30D以下なので、なかなか資金が貯まらない。

 R「なんかドーフィネから結婚の申し込みが来たぞ」

 〜ほら、フランスはロシアと結託するのが伝統かと。

 「私はー?」

 〜あなたはまだデンマークの属国でしょうが…

モスクワは定石通りYuri Patrikeev大将の着任と共にノブゴロドに宣戦布告。

 R「他の国に手を出される前に、だ」

我がドーフィネは史実通り、ジャン無怖公をモントローの橋上で惨殺。

 〜かかってこい、相手になってやる!

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第一次対英戦

 はたして1422年、イングランドはヘンリーV世がフランス全土を欲してトロワ条約が発効し、ブルゴーニュとイングランドの赤十字コンビが宣戦布告してくる。同盟を結んでいるブルターニュ、フォワとでこれに対抗する。

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 フォワと同盟しておくのがミソで、南仏のガスコーニュ(Gascogne)はドーフィネ領からだとガロンヌ河(Garonne River)越え攻撃になるが、フォワからだと地続きなのだ。
フォワが包囲中のガスコーニュに、将軍(バカン伯)を送ってドーフィネ名義で占領に成功。1422年9月には偉大なるイングランド王ヘンリーV世が病死し、一気に楽になる。

難易度最高の例に漏れず、ブルゴーニュからは巨大な軍が攻めてくるが、敵主力との交戦は避け、編成直後の軍や2千以下の軍を叩く。

1423年8月、イングランドが折れて賠償金140Dをドーフィネ側に支払う形で和平。今は土地よりも収税官を置くための現金の方が嬉しい。

Ryoはというと、1425年にノヴゴロドからむしれるだけむしって和平。

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 「これはひどい取り立て。血も涙もないわね」

 R「指揮官で他国の戦果横取りウマー」

その後、1426年にプスコフがリトアニアに宣戦布告。これは…

 R「これだ!前回はこれに乗っかって死んだんだよ」

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ということで、属国プスコフを見捨てるモスクワ。無事に最初の死亡フラグ回避といったところ。

第二次対英戦

 1427年、イングランドとブルゴーニュの赤十字コンビが再び宣戦布告してくる。敵はブルゴーニュ軍が中心で、フランシュ=コンテ(Franche-comte)とブルゴーニュ(Bourgogne)が主戦場となる。
あいかわらず2万から3万くらいの敵主力との交戦は避け、こちらは騎兵を中心に編成して遊撃戦に徹する。

1429年までねばり強く戦っていると、「シノンの会見」イベントが発動し、ジャンヌ・ダルク(Jeanne d'Arc)が登場。

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 戦乙女キター!
白兵戦値6は半端無く強い。どれくらい強いかというと、ニヴェルネ(Nivernais)から南下してきたブルゴーニュ軍主力3万8千をジャンヌ率いる9千で蹴散らすくらい強い。同時に陸軍レベルが2に上昇したため、敗走するブルゴーニュ軍主力をジャンヌが追い回す。

 〜『フォローミー!』

逃げまどうブルゴーニュ軍を追い立てるジャンヌ・ダルク。まさにリュック・ベッソンの映画のイメージぴったり。そうやってブルゴーニュ軍を連続敗走させて戦勝点をかせぐ。
明けて1430年にはブルゴーニュが折れ、ブルゴーニュからの賠償金で我がドーフィネ側と単独和平。

ジャンヌ・ダルクは1430年5月にシャルルVII世の塗油式を待つことなく、わずか一年で亡くなってしまったが、残るはイングランド軍だけである。上陸しようとするイングランド軍を水際で撃退し、ドーフィネ改めフランス海軍を結集してイングランド海軍と戦い続けるうちにイングランドも力尽きる。

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この和平が1431年のこと。

こうしてイングランドの大陸領はカレー(Calais)のみとなったのであった。イル・ド・フランス(Ile de France)を奪回したため首都がパリに移り、いよいよ百年戦争も最終盤といったところ。

第三次対英戦

1435年、アラスの和約によりブルゴーニュがフランス寄りになる。友好度が上昇したのですかさず通行許可をゲットし、カレーへの進軍路を確保。

 〜これより我が軍は第三次侵攻作戦を実行する。目標は北フランス・カレー。この戦いでイングランドを大陸から叩き出すのだ!

ジャンヌ・ダルクは死んでも優秀な将軍はいっぱいいる。ジル・ド・レイ(Gilles de Rais)がカレーを包囲し、ドーバー海峡に面するコー(Caux)とノルマンディ(Normandie)にも将軍付きの沿岸警備兵を起き、イングランドからの上陸軍を叩く。
ビスケー湾にはガレー船やら戦艦やらを20隻ほど集め、遠征してきたイングランド艦隊を通さない。

1438年にイングランドからカレーを割譲してもらって和平。ゲーム開始時はカレーは基本課税価格28もある超優良物件(当時、イングランドにとってカレーは大陸との貿易玄関口だった)なのだが、フランス領になってしまうとイベントで基本課税が20も減ってしまう。くやしいが、フランスにとってはただの辺境地なので、まあ仕方ない。

こうして、1337年に始まった英仏百年戦争も、ちょうど100年ほどで終了したのであった。史実より15年早く終結させれたのは、イングランドとブルゴーニュの連携を阻止して先にブルゴーニュと単独和平→イングランドをひたすら叩く、という作戦が上手くいったからだな。

モスクワの策動

 R「ポーランドとノヴゴロドが同盟しちまった。ノヴゴロドに手を出せん」

ノヴゴロドの早期併合を断念したRyoは、ちまちまとポーランドに手紙を送って関係改善をしているらしい。マメな奴だ。

 R「君主が無能でなかなか関係が改善しない…」

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 何通くらい手紙を送ったかは定かではないが、前々回プレイと同様に、モスクワ=ポーランド同盟が成立。これによりモスクワ生存フラグが成立し、ついでに瀕死のノヴゴロドにも生存フラグ(期間限定)が立った。

 同盟が早速役に立ったのが1449年。

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 R「リトアニアが宣戦布告してきた!40(4万)とかで攻めてきてるから、まったくかなわん」

 〜前回はこれで詰んでたよな。今回はポーランドがリトアニアの背後を衝いてくれるはずだから、そっちは冬の消耗でひたすら粘れば良いんじゃないかな。

 R「しかも、ノヴゴロドが同盟履行を拒否して離脱だと…ククク…」

ノヴゴロド生存フラグ、期間終了である。

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 R「金で済むなら御の字じゃい」

無事に死亡フラグ・対リトアニア戦争を切り抜けたモスクワ、次の一手は…

 R「ノヴゴロド落とすに決まってるだろ常識的に考えて。常識的に考えて」

停戦から1年後の1451年、モスクワが単独でノヴゴロドに宣戦布告。4年かけて首都州ノヴゴロド(Novgorod)を陥落させ、これを併合した。前々回プレイ時よりも10年早いノヴゴロド征服であった。

 R「この一州だけで、これまでの全領地に匹敵するくらいの収入が…」

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立派な国ができたよ。やったねRyoちゃん!

一方そのころ

スウェーデンは

 「お金が全然貯まらない〜」

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貧困にあえぐNaviaさんはこんな小技を使っていた。

王室間の婚姻を結ぶ(関係+15)→婚姻を破棄(関係は不変、安定度1低下)→王室間の婚姻を結ぶ(関係+15)→以下ループ

これで安定度と引き替えに、無料で関係改善ができるのである。もちろん根っからの商人派遣好きな彼女のこと。大航海時代を見据えて準備は万端なのであった。

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 「あ、安定度と引き替えなんだから、チート行為じゃないわよ」

スウェーデンは1423年にデンマークの属国から離脱。1444年にはデンマーク・ノルウェーとの同盟、いわゆるカルマル同盟からも離脱していた。

 「15世紀はデンマークが大暴れする仕様なのよね」

今回はデンマークとタッグを組んだノルウェーが場を荒らし、1430年にブレーメンを、1432年にホルシュタインを、1447年にメクレンブルクを併合である。ブレーメンは1443年にノルウェーから反乱独立したものの、今度はデンマークに併合されるというおまけが付く。

結果、1459年時点での北ドイツはヴァイキングの侵略でぼろぼろ状態。

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最初の40年を終えたところで、今夜の飲み会、もといEU2会はおしまい。
この40年間で"最高の年"イベントが2回も発生しているRyoが今日のベストプレイヤー賞。

 R「まだインフレが1%台だから、2回とも基本課税価格を上げる選択肢にした」

 〜序盤は特に基本課税価格を上げるメリットが大きいよな。うらやましい。

おまけ

今日の爆笑一コマ

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『ご利用は計画的に』

フランス名将列伝(百年戦争期)

ジル・ド・レイ(Gilles de Rais)…ジャンヌ・ダルクの腹心。快楽殺人者とされ、ゲームに置いても"ジル・ド・レの裁判"イベントが実装されている(1439年)。彼が処刑されてしまうまでに戦争の大勢を決しておきたい。指揮4射撃4白兵4包囲1。

アントワーヌ・ド・シャバンヌ(A. de Chabannes)…ダンマルタン公。1459年時点で50歳を超えている百年戦争期の老将。後にパリ軍事総督に。指揮3射撃2白兵3

ジャン・ビューロー(Jean Bureau)…史実ではカスティヨンの戦い(1453年、ゲームではガスコーニュ州)のフランス軍指揮官。この戦いでイングランド軍指揮官シュルーズベリー伯ジョン・タルボットを敗死せしめた。ちなみにボルドーワインメドック格付4級のシャトー・タルボの由来はこのシュルーズベリー伯である。
なぜにイングランドの将軍の名前がフランスワインのシャトー名になっているかというと、ガスコーニュがイングランド領だったこの時代、シュルーズベリー伯がこの地を統治していたからだったりする。
 ビューローも指揮2射撃5白兵1包囲2と一見優れた指揮官であるが、この時期はまだ鉄砲も大砲も発明されていないので射撃修正は全く意味を持たない。攻城戦専門の将軍。

フィリップ・ド・クラン(Philippe de Culan)…史実ではフランス元帥になっているのだが、彼についての日本語の記述は見つけれなかった。指揮2射撃2白兵3包囲1


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Last-modified: 2013-02-04 (月) 19:35:02 (1631d)