AGCEEPを支援するページのひとつ まだ未完

ポルトガルの序盤戦略手引き(AGCEEP) 

 AGCEEPのポルトガルイベントの翻訳を完成することができたので、ちょっとした戦略ガイドを投稿することにした。これは以前別のサイトでひっそりと公開していたものを改変したものである。熟練者の方でコメント、指摘、忠告などあれば忌憚無いコメントをいただきたい。ポルトガルで何とかプレイできるようになれば、他国でプレイするのは難しくない、かもしれない。

 環境はEU2英語版1.09 + 日本語パッチ + AGCEEP1.40 + 日本語ファイルで難易度は普通、攻撃性も普通の設定である。導入についてはAGCEEPのすゝめを参照のこと。

 

 本プレイの売りは、
1. AGCEEP使用
2. ポルトガルの序盤戦略
3. 初心者向けのちょっとした戦略ガイド

ということになる。ポルトガルは海外ではスペインと並んで人気が高い国のようだ。豊富な探検家(1425〜1530年まではほぼ継続的に出現、全部で21人)と征服者(1486〜1564年まで途切れずに出現)を持つ上に、地政学的に欧州の戦争に巻き込まれずに開拓と植民に専念できるというのが特徴である。

 とはいえ国力はスペインより圧倒的に低い(中核州が少なく、人口も少ない)ので、スペインのように豊富な探検家と征服者と軍隊で、中米南米を席巻するようなプレイは不可能である。なにしろ序盤は入植者を送る費用の工面にすら苦労するのだ。

PORcore.jpg

 

 ポルトガルの基本方針 

 支出を抑えるためには、戦争に巻き込まれないことが肝心だ。スペインとは常に婚姻関係を維持(しかし同盟には参加しない)しておかなければならない。穀物を生産する州を持たないポルトガルは、維持可能兵力もまた少ない。陸軍は10000人もいれば(欲を言えば騎兵)十分だ。
 船も適度に減らして構わない。AGCEEPの1520年開始のシナリオにおけるポルトガルの開始時兵力は戦艦33隻、輸送船5隻にすぎない。つまりはこの程度を維持していればいいということになる。

PORarmy.jpg

 さて、収入を増やすには領土を増やすことになるのだが、そう簡単にはいかない。領土は増えればふえるほど技術革新に必要なコストも高くなるからだ。
 貿易レベルとインフラは1レベル上がるだけで収入効率がレベル/10 くらい改善されるので、貿易立国ポルトガルを目指すにはこの2つのレベルを早くあげねばならない。ちなみに序盤の仮想貿易ライバルのヴェネチアやジェノバは開始時からレベル3だ。

 ということで、むやみに領土を増やすよりも、高収入の州だけを狙った方が得、ということがポルトガルには言える。ここでいう領土だが、植民地を得ることで増加する技術革新コストはあまり高くなく、植民地が都市になった途端にコストが激上昇するから、つまりレベル8〜9の植民地で寸止めするのが良いと思う。ただし人口増加率をよく見ておかないと、気がついたら植民レベル5まで下がっていた、という事態にならないよう注意が必要だ。

 しかし、都市にするメリットもある。それは軍隊を編成できることにある。それゆえ南米、中央アフリカ and ( or ) 南アフリカには都市を一つは持った方が、国防上有利である。都市にする土地は基本課税の多い、沿岸の都市、これは絶対だ。

 

 最初の戦争

 大抵のシミュレーションゲームでは、第一ターンのムーブメントが非常に重要であるが、ポルトガルも最初の1年が重要だ。ポルトガルは、(最新版AGCEEPにおいては)モロッコ・トレムセンと戦争状態で開始となるからだ。

 ここで取りうる戦略は
1. さっさと講和して内政に励む
2. モロッコを叩いて中核州のタンジール(Tangiers)を獲得
3. 徹底抗戦
の3プランとなる。

 私はこれまで漫然と1〜2を選択していたが、現在では以下の理由でプラン1を取ることは勧めない。

 つまり、どのプランをとったにせよ、戦後に余剰兵力を解散しなければならない。しかし、人口力の少ないポルトガルの場合歩兵全部を解散するくらいでないと兵力過剰になってしまう。
 ならば余剰兵力を有効に(戦力は戦力として)戦争に使った方がリソース配分としては理にかなっている。

 

 幸い、最初のモロッコとの会戦に勝てばプラン3を採るだけの戦力は(優秀なリーダーが2人もいるので)難しくはない。プラン3で成功するとモロッコの全領土を占領して両者を属国化することすら十分可能である。
 ということで、1419〜1424年のポルトガルの戦略としては、プラン3の全面戦争をとりモロッコの属国化を狙い、戦況が思わしくなければ最低タンジールの獲得を条件に和平するのがよいと思う。この属国化はいずれ解除されてしまうだろうが、年20ダカット前後の上納金は、序盤の収入に苦しむポルトガルとしては魅力的である。
 また、サハラ(Sahara)とアンチ・アトラス(Anti Atlas)を獲得できるとアフリカ内陸への通路を獲得できる。アンチ・アトラスは植民地なので、ここを引き継ぐとポルトガル文化を持つカトリック州を作ることができる。特にEU2VICを用いてVictoriaに移行することを考えているならば、アフリカ内陸への拠点を持つことは重要かもしれない。

 本戦役において注意すべき点は、トレムセンがポルトガル本土に上陸作戦を敢行してくることがあるので、テージョ(Tago)とアルガルヴェ(Algarve)の沖合に海軍を展開させておくことだ。

 

 緒戦で負けた場合は、戦力が6〜7千くらいに減るまで粘り(どうせ停戦後にそれくらいに兵力を削減してしまうのだ)、しかる後に講和するとよい。いずれにせよ、5年程度で戦争は終わるだろう。

ポルトガルの重要拠点

 ポルトガルをプレイするにあたって、序盤に押さえたい戦略拠点をまとめてみた。

 

中西部アフリカ

 レオーネ(Leone)の金山は年収入が50ダカット以上もあるうえ、保持していればイベントでさらに価値が上昇しうる。基本課税価格も5あるので、一度に4千人の兵士を徴兵できる。これはつまり、近隣アフリカ諸国から喧嘩をふっかけられても対応できるということを意味する。
 ここは序盤から都市にする価値があるところだが、問題は入植成功率が低いことだ。最初の征服者が出現するまで、交易所のままで待つ方が賢明かもしれない。

 中西部アフリカ諸国と仲良くするのは困難なので、ここは「お互いを知らなければ喧嘩にもならない」ことを利用する。つまりアフリカ内陸部に探検家を派遣したり、軍隊を移動させたりしないのである。
 沿岸に領土を持つベニンなどを知らずに済ませるには、象牙海岸から東には向かわずに、南東方向に進み、ギニア湾から東に進むとよい。

 

 フェルナンド・ポー(Felnando Po)は重要拠点だ。ここの産物である砂糖は、ゲーム開始から100年以上経っても基準価格(16ダカット)よりも市場価格は高い。さらに、ここに港を作るとコンゴから軍隊通行許可をもらわなくても南アフリカまで到達できる。さらに、ここは島なのでアフリカ諸国からの侵攻も受けづらいという利点もある。人口が自然増加する上、原住民の攻撃性がゼロなので、慌てて都市化する必要はない。

 

南東部アフリカ

 テーブル(Table)はワインの産地である上、基本課税価格も7あり、拠点にするには理想的だ。序盤は南アフリカ付近には敵がいない上、ワインの市場価格も低いので、ここも都市化は急がなくてもよい。

 シスカイ(Ciskei)は基本課税価格は低いが、アフリカ大陸に2箇所しかない、植民可能な砂糖の産地である。中盤近くまでに砂糖の価値は20ダカット以上まで高騰するので、州税が低くても都市化する価値はあるだろう。もちろん急ぐ必要はない。

 

 モンバサ(Mombasa)は植民可能土地ではないが、ここを発見するとイベントでモンバサが属国になる可能性があるので、ぜひ発見しておきたい。

 

 モーリシャス(Mauritius)とブルボン(Bourbon)の2つの島と、マダガスカル島のアンツィラナ(Antsirana)は砂糖、コーヒーを産出する。アンツィラナは原住民がいるので交易所に、モーリシャスは原住民がおらず、基本課税価格も5もあるので、ゆくゆくは都市にしたいところだ。ブルボンも同様に都市化を目指す。この地はインド進出への足がかりになるだろう。

 

南米

 コロンブスが新大陸を発見するまで、いや発見してもしばらくは他国が進出してこないので安全だ。最初に植民化するのはペルナンプコ(Pernambuc)がベスト。次いでニテロイ(Niteroi)あたりが適当だろう。

 ペルナンプコは原住民の攻撃性がとても低く、さらに基本課税価格が6もある。ニテロイも原住民の攻撃性が低く、基本課税価格は5、しかも産物は砂糖だ。南米は他国の進出が遅いので、都市化するのは後回しで良いだろう。

Settlement.jpg

 ということで、ポルトガルの序盤に都市化すべき拠点はレオーネくらいではないだろうか。そして、上記の重要地点を植民地化(低レベル)するに留め、とにかくインドを目指すべきだ。というのもインドのゴア(Goa)に到達することでイベントによりゴアを獲得できる可能性があるのだ。
 都市化にかかる500ダカット超の金を払わずに、スパイスを産出する州が手に入るのはかなり魅力的だ。その上、イベントでインドの交易センターがゴアに移る可能性もあるのである。


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2006-07-02 (日) 18:05:42 (4220d)