ハンガリーの序盤戦略手引き(AGCEEP)

 バルカン半島に巨大な勢力を構えるハンガリー。それは最初にヴェネツィアと戦ってるのに、フス戦争に参加した挙句ヴェネツィアを無視して平然と10万以上の兵力を動員し…ボコボコにされるステキにお茶目な国。
 しかも中盤以降は内乱が発生し、せっかく技術グループがラテン化したと思ったら正教に戻った挙句、オーストリアとオスマンに削りに削られてフェードアウトという某マリみてにおける某細川嬢のような国。
 そんな「パラドゲーマーの完成形は少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成される」という格言?の後者の側な名誉閣下にお勧め、そんな国でプレイしてみませんか?

  環境:EU2英語版1.09 + 日本語パッチ + AGCEEP1.57 + AGCEEP日本語化ファイル
 難易度:とても難しい
 攻撃性:弱腰 
 その他:イタリア王・ドイツ王・十字軍イベントON
書いた人:ヨハネ(ry

目標

・とりあえず生き残る(ぉ
・異端は現地の王様に任せる(ぉ
・腐れ突厥は最低でもヨーロッパの舞台からご退場願う
 …「規模の割に目標がしょっぱいぞゴルァ!」といわれそうだが、イベントが基本的にマイナスイベントばかりな上に周りが敵だらけなのだから仕方がない。ことプレイヤーが担当する場合、ハンガリーは領土だけ広くて中身がスカスカという超絶見かけ倒しの国家なのである。


 承前 状況把握と解説

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 見てのとおり、ヴェネツィアと戦争中。しかもジギスムントのアホが負けまくったせいで戦勝点が-30近く、まずはこの差を埋めないといけない。外交面では二重同盟を結んでいるものの、目先のヴェネツィアと戦ってくれそうなところはどこにもない。とりあえず、同盟国が戦ってるんだから通行権をヴェネツィアに渡すのはヤメレ。>オーストリア
 手持ちの兵力は歩兵と騎兵が10000ずつの合計20000で、二か所に分散されている。AGCEEP1.57からはこちらにもリーダーがいるが、ヴェネツィアのArcelli君とは比べものにならないほどお粗末。さしあたっては十分な兵力だが、状況をひっくり返すのはかなり厳しい。収税官も置いてないので収税官の設置と徴兵を並行する必要がある。ちなみに月収は10D(姉妹編?のヴェネツィアで20Dと画像を処理したが、属国収入分も入っていたようだ)もなく、貧弱極まりない。
 内政面では技術グループが正教な上に領土の基本課税価格は平均6弱とかなり貧弱。産物は悪くないはずなのに、収入が低すぎるような気が…。国内政策だけは上々。貴族主義と陸軍主義と農奴制がMAX近く、攻撃性と質重視もそこそこある。革新主義が高めなのがあとあと響いてくるのだが…。
 文化はいっぱい持っているのだが(マジャール、ダルマツィア、スロヴァキア。将来的には割と早い段階でスラブ文化も獲得のできる。プレイヤーの根性如何によってはルーマニア文化も)、いかんせん先述のように該当州が揃いも揃って貧しいという困ったチャンである。基本課税も低ければ、動員可能兵力も少なかったりする(最初の十五年ぐらいはHRE皇帝のおかげで動員兵力は多いけど)のだ。最終的には宗教のるつぼになったりする関係で、波乱は約束されたも同然である。

君主とヒストリカルリーダー

 最初の30年はパッとしない君主が続くが、ヤーノシュ・フニャディ以降はそこそこの能力は持っている。ハプスブルク系の君主の優秀さは今更語るまでもないし、地元貴族系の君主を選んだとしても、壊滅的な能力の君主はほとんどいないというか、むしろ優秀な君主が多く、宿敵オスマンの君主あたりと比較すると、圧倒的に強い。16世紀以降は植民や改宗作業もあるので統治スキルが高いのは助かる。
 ヒストリカルリーダーもヤーノシュ・フニャディとマーチャーシュ大王親子を筆頭に大体どの時期においてもリーダーがいる。特にマーチャーシュ大王と相棒のPal Kinizsiは30年以上も長生きするため、彼らをどれだけ使いこなせたかで局面は大きく変わるだろう。他のリーダーは…質はまあデフォルトリーダーに毛が生えたようなレベルの連中が多いとはいえ、史実では滅亡の憂き目を見た国の割には健闘しているのではないだろうか。射撃が1のリーダーも多いのだが、これはハンガリー騎兵のご愛嬌。

 Janos Hunyadi(1440-1456、4-4-4-1)、Matyas Corvin(1458-1490、3-3-4-1)、Pal Kinizsi(1462-1494、3-2-3-1)  ハンガリー最強の親子とその部下。同時代のトルコのハムザ・ベイやムラト二世、メフメト二世と(なんとか)互角にやりあえるのは彼らだけである。
 彼らがいるうちにトルコをたたき出し、オーストリアを属国化するのがハンガリーにとっての最大の課題である。攻撃主義を上げて白兵戦+1のボーナスが何としてでも欲しいところ。

 Istvan Bocskai(1596-1606、3-3-2)、Miklos Zrinyi II(1645-1664、4-3-4)、Janos Bottyan(1694-1709、3-3-3)  ハンガリーでは貴重な、射撃戦能力にボーナスのある(といっても…)指揮官たち。質重視を高めて射撃戦で負けないようにしたいところだが…。


中核州と文化について

 ハンガリーは中核州の異動がやたらと多い国である。最初はハンガリーとスロバキアの全土にCrotatia、Dalmatia、Serbiaだが、1427年の「ステファン・ ラザレヴィチの死」から始まる一連のイベントで、セルビアの選択如何によっては低確率でKosovoが加わるが、たいていSerbiaの中核州指定が外れる。
 次は1437-1490年までDalmatiaを保持していないと、Dalmatiaの中核州指定が外れた上にダルマツィア文化が外れるので注意。1440年以降の内乱ではCarpathiaの中核州指定が外れ(1462年の「黒衛軍の創設」イベントで50Dで買い戻せる。)、1462-69年の「オーストリアとの和平」イベントで「フリードリヒと和解する」を選択するとOdenburgの中核州指定が外れる。

 1466年にボヘミア全土が中核州化するが、放置しておくと全部外れる。この時ボヘミアを取ってしまうと、オーストリア領が中核州化しないので注意。1479年までにボヘミア支配のフラグを立てていない場合、「フリードリヒ三世との抗争」イベントによってオーストリア領が中核州化する。

 最後の「マーチャーシュ王の死」イベントでは「ヴラディスラフ・ヤギェヴォを王にする」を選ぶと旧ボヘミア領およびオーストリア領、Odenburg、Bosnia、Serbia、Croatia、Presburg、Banat、Dalmatiaの中核州指定が外れる。その下の「ヤーノシュ・コルヴィヌスを王にする」を選ぶと旧ボヘミア領とSerbia、Croatia、Presburg、Banat、Dalmatiaの中核州指定が外れる。まだしもこちらの方が残る分だけ、特に旧オーストリア領がまだ中核州として残るのが大きい。

 なお、オーストリアが存在しない場合はどれを選んでも旧オーストリア領の中核州指定は残る(やっぱり旧ボヘミア領とBosnia、Serbia、Croatia、Presburg、Banat、Dalmatiaは外れるけど)。ただし、ヤーノシュを王にしていても、1504年10月までにトランシルバニアを併合できていないと、やはり旧オーストリア領の中核州指定が外れてしまうので注意。外交併合のためにはタイミング的にぎりぎりなのが痛い。

 筆者は引き継ぎプレイはやったことがないので気にもしなかったが、HoI2あたりに引き継ぐ場合はこの辺の中核州化がものをいう…のかも。本スレで指摘されて始めて気がついた…。

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 CKのプレイヤーにとっては何ということもないかもしれないが、見ていると頭にくる、虫食いの中核州。
 何の根拠をもって中核州と見なすかがよくわからない…。やはり称号を誰かに奪われてしまったのだろうか?


 文化の面ではセルビアの旧領がオスマンのものになっていると発生する「セルビア難民」イベント。これを発生させる条件(つまり、ある程度トルコに攻めさせる)を満たしながらThraceを確保し、しかる後にトルコをヨーロッパからたたき出すのはなかなか骨が折れる作業になるだろう。
 やるなら十字軍の前後にオスマンと単独講和して、オスマンにセルビアを滅ぼさせるのが基本だろうか。もっともスラヴ諸州は貧しい州ばっかりで、改宗費用と時間に見合うのか、かなり疑問ではある。
 トランシルバニア変体でのルーマニア文化獲得ははっきり言って割に合わないし、周到な戦略と、何よりもプレイヤーのそれ相応の力量と運が要求されるだろう。にもかかわらず産物は全部穀物、課税価格は5とか3とか、おまけに異宗教とゴミプロ中のゴミプロだが。

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 何とかやってみました、の図。ビザンツ征服でオスマンが遷都しないというレアイベントも発生している。

外交政策

 四方八方に潜在的な敵対勢力を抱えているせいで、苦労するだろう。オスマンとオーストリアは外交なんてやる以前に敵対せざるを得ないので省略する。味方になってくれそうなのはスペイン・フランス・ブランデンブルク・ポーランドといったあたりか。

・ヴェネツィア
 基本的に敵対するが、ダルマツィアを全部奪っていれば(さらに向こうに属国がいなければ)かなり簡単に外交で属国化が狙える。1470年代にVenetoに兵器工場と造船所が、1489年にキプロスをイベント併合するので、奪うならマーチャーシュ大王の死ぬ直前に外交併合するといいだろう。

・ボヘミア
 相性が悪いのか、AIで規定されているのか、外交による属国化は無理。イベントで全土が中核州化するが、いずれ外れるので、オーストリアにイベント併合してもらえばいい。ただし大抵の場合異文化異宗教になるが。金鉱山はそこそこ魅力的なのだが、維持するにはコストがかかるだろう。プロテスタントに改宗するなら、第一目標となるだろう。

・ドイツ諸邦
 プロテスタントor改革派に改宗した場合のターゲット。ただしここもボヘミアと同様、外交による属国化が難しい。オーストリアを併合していた場合、Badenがハンガリー領になっていることが多いので連結したいところ。ヴュルテンベルクを外交併合できればベストなのだが…。

・イタリア諸邦
 ヴェネツィアを併合後、カトリックにとどまる場合はメインのターゲットになる。ことにミラノは工場がイベントで手に入るため、かなり魅力的に映る。スペインあたりの領土になったとしても、いずれ独立イベントが存在するので、そこを強襲すれば地図も手に入るかも。

・ブルゴーニュ
 なぜブルゴーニュ先生が…?というと、オーストリアを属国化している場合、1477年の8-9月ごろにイベントでオーストリアとブルゴーニュが同盟を組んでしまい、こちらの併合の予定が狂う場合が多々あるからである。こちらがオーストリアと同盟していれば向こうが勝手に加入してきて、いつものブルゴーニュコンボが炸裂して戦争に巻き込まれるので、さっさと追放してしまいたい。
 追放するにあたっては何かしらの大義名分があればいいが、なさそうな場合は1477年までに婚姻→王位を請求を行い、イベントが発動し次第追放してしまおう。

技術開発

 基本的には海軍の分が丸々他に回せるから、領土の拡大によって収入さえ確保できれば正教グループも特にハンディキャップにはならない…はず。特に貿易レベルはワインの産地が多いので、醸造工場を建設したいところ。
 軍編成に関しては、オーストリア戦後はそんなに派手に立ちまわることはないはずだが、イベントでガンガン富豪主義に振られる関係で騎兵が20D(どこのベネチアだよ…)と高くつき、かつ騎兵自体が時代遅れになってしまうので、早めに歩兵に切り替えていきたい(そのためにも火縄銃やマスケット銃は開発しておきたいのだ)。
 ということで、インフラレベルが3になり次第陸軍技術の開発に注力して火縄銃を取ろう。その後は醸造工場もできているだろうから貿易を3→4に。海軍技術もあげたいところだが、どのタイミングで上げるかが悩みどころ。

国内政策

 オーストリアを打倒できた時点から考えていく必要がある。中央ヨーロッパの雄たらんとするなら、規定路線の延長と補完で充分。この場合は革新主義を上げることによって技術開発速度を上げてもいい。問題は海外に出る場合で、まず地図を手に入れるあてがない(スペイン・ポルトガル、両国から独立した勢力を狙うしかない)し、征服者は手に入りやすいだろうが、いかんせん使いどころがまったくない。
 しかも仮に地図を手に入れても、今度は高すぎる陸軍主義と革新主義によって入植者が足りなくなることは明々白々である。まずは保守主義に振りなおしていくとしても(ランダムイベントで修正できればベスト)、海軍主義だけは地道に戻すしていくしかないだろう。また、早いうちにヴェネツィアを外交併合してVenetoの造船所(と、武器工場)も確保したい。特に造船所の植民者+1の効果は計り知れないほど大きいだろう。

宗教政策

 こちらは国内政策以上に問題で、ハンガリー本土はカトリック・プロテスタント・改革派のるつぼになり、バルカン半島は正教の総本山である。スラブ文化が入手できさえすれば改宗していってもいいが、ない場合はよっぽど慎重に宗教スライダーを動かすか、あるいは正教地域はある程度捨てることも検討したほうがいいのかもしれない。
 さらに領土を拡大する方向も考えもので、うかつに打って出ると宗教政策で悶絶するはめになるだろう。どーしてもボヘミア・ドイツ・ポーランド方面へ打って出たい場合とか、あるいはAustriaとかIstriaの方までプロテスタントが浸透した場合はプロテスタントに国教を改宗する方が安全かもしれない。カトリックのままでいようとすると、実質イタリアしか行き場はないだろう。まあ、そっちの方が基本課税価格は上なので、まだしも得なのかもしれないが。

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 宗教の一例として、1648年シナリオにおける泣きたくなるような諸宗教分立の図。GCだともうちょっと新教が多くなるかも。


 第一戦 対ヴェネツィア戦

クロアチア・トラップ

 Dalmatiaを占領されたせいでのっけから死力を尽くした戦を強いられるハンガリーだが、陸軍主義に+1振ってから(個人的には攻撃主義に振っている)手持ちの50Dで歩兵7000を徴兵したら、まずはMagyarとCroatiaの兵力を合流させよう。なんとしてもここで食い止め、最悪でも負けるわけにはいかない。
 敵はCroatiaに出てくるしかないので、歩兵15000の騎兵5000ほどの兵士をおいておけば山岳+防御ボーナスでまず勝てるはず(とはいえリーダー抜きの軍に負けることも多い…)。ここで負けてCroatiaを抜かれると、後ろはがら空きの本土であり、次々と兵力を送り込まれて万事休すである。
 第一戦目に勝ったら、次は残りの兵力から兵士10000を分離させてDalmatiaの奪還に向かわせよう。おそらくDalmatiaの包囲には時間がかかると思うので、その間にCroatiaに徴兵した歩兵部隊を集めよう。山岳だと騎兵よりも歩兵の方が強いので、あとはとて難名物の物量戦と乱数のいたずらさえなければ、難攻不落のトラップの一丁上がりである。敗走した軍を追撃して、ピンポンのように倒していって戦勝点が稼げるようになったら、戦況は俄然こちらに有利になるだろう。
 Ragusaで徴兵が始まっているのを見えたら、即座に撃滅しに行くこと(あるいは、3000人ばかり割いて監視&略奪させておいてもいい)。そうでもしないといつまでたっても差が埋まらないので…。あと、序盤はどうしても兵力が足りなくなるので、ローンを使って200Dほど借金しよう。徴税官さえ設置できれば、あとは年初収入のやりくりだけで十分返済が可能だし、何よりも200Dで雇える歩兵・騎兵合計20000ほどがないとまともに包囲も維持できないからだ。
 序盤の定番である徴税官の設置は、VenetとRagusaの略奪と、1月末に手に入るセルビアからの上納金を当てにしよう。これで確実に100Dは入ってくるので、三年もたてば全土に徴税官が設置し終わっているはず。

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 あーん?何か忘れてないかってぇ?フス派ぁ?余はハンガリー王であるぞぉ、よその国の、しかも異端の土民ごとき、ボヘミア王だけで勝てるであろうぞぉ、わっはっは…


このへん持ってると見栄えが(ry

 Croatiaのトラップが完全に嵌まり、Dalmatiaの包囲が順調に行っているなら、こちらから仕掛けるべき時期にきたといえる。この時期(1422-23年?)になるとリーダーのArcelli君も死んでいるためヴェネツィアも徐々に息切れしつつあると思うので、とりあえず兵力をやりくりしてVenetoを強襲しよう(序盤に突っ込ませてもいいが、兵力不足で撃退されやすい)。ジギスムントは神聖ローマ帝国皇帝なので、軍隊を自由に動かせるのだ。敵艦隊は大抵RagusaとDalmatiaの支援に行っているはずなので、容易に上陸できるだろう。
 兵力は15000+騎兵2000もあれば上陸戦を仕掛けてくる敵を水際で十分撃破できる。一方Dalmatiaを奪回したら、今度はRagusaの包囲に向かわせよう。Istriaも同文化同宗教の土地なのだが今は無視。とにかく兵力供給が6な上に要塞が「小」なので、どんどん兵力が摩耗していくからだ。VenetoとRagusaを占領できてようやく和平の可能性が見えてきたと言える。
 この頃になるとヴェネツィアも泣きが入ってくるはずなので、Ragusaと賠償金のオファーがきたら手打ちをしてもいいだろう。…まあ、根性さえあればIstria、Ioniaまで歩いていってもいいとは思う。Venetoの戦勝点が高く設定されているのと比較してRagusaが10、Istriaが8と低い。兵力の磨耗さえ無視できれば、占領できさえすれば要求は通りやすいだろう。特にIstriaの占領の際にはこちらのリーダー・Scolariにやらせると損耗も少なくできるかも。
 なお、RagusaとIstriaの両方を分捕って、その後も確保していると、クロアチア・ダルマチア関連の領土イベントをスリープさせることができる。いずれもマイナス効果のイベントなので、スリープさせられるならそれに越したことはないだろう。RagusaもIstriaも奪った当初は年間収入が8とか10だが、100年もすると倍とか三倍になる。

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 劣勢をはね返すどころか領土をかっぱらい、「この辺持ってると見栄えがいい」と評判の地域を確保したハンガリーの雄姿。
 インフレは…略奪とセルビアからの上納金を効果的に使えば、そうひどい値にはならないはず(このときは2.5%ぐらい、悪くて4〜5%)。
 五年とか十年とか戦争は続くかもしれないが、戦時疲弊はさほどでもなかったりするので、十分耐えられるはず。


第一.五戦 対フス派戦

 ハンガリーにとっては別段意味のあるイベントがないためにスルーしているが、騎兵の分散運用と集中運用を使い分けて勝利。無理やり併合したものの、こんなイベントが…。

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 もっとも、チェコ文化もドイツ文化もないし、何よりも事前にフス派を併合するわけだから、BBR的には最悪である。やはりボヘミア王のものはボヘミア王に。


 第二戦 対オスマン戦

蝙蝠たちの離合集散

 ヴェネツィアとの戦争が終わっても、ジギスムントの戦いはこれからである。ヨーロッパとイスラムに狭まれるという地理的条件上、ハンガリーの次の相手はオスマン帝国である。正直、オスマン(というか、バルカン半島の勢力全般)は相手にしたくないのだが、向こうが挑んでくるのだから仕方がない。
 ここで問題になるのが、セルビア・ワラキア・ボスニア・アルバニア…といったハンガリーやオスマンの弱小同盟国群である。この時期(1430年前後)はセルビアが基本的にハンガリー側、アルバニアがオスマン側にいる。ここで最大の問題はワラキアとボスニアで、こいつらは昨日オスマン今日ハンガリー明日は独立とちょこちょこ立場を変えてくるのだ。
 たかが一、二プロヴィンスの小国とはいえ、動員兵力は難易度補正とAIのチートのせいで数万を動員するため、なるべく相手にせず、味方につけたいところである。幸い、1430年ごろまでにはボスニアとワラキアが属国化するので、オスマン相手に動くならこの時期しかない。

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 周辺諸国が軒並み属国化。しかしセルビア以外はすぐに手が切れる。基本的には敵。

正しい属国の使い方

 ここでハンガリー軍の編成を見直す必要がある。ヴェネツィア相手には歩兵でも足りたが、オスマン(と、衛星諸国と大量の反乱軍)相手には心もとないので、騎兵に編成しなおそう。五万程度(オスマン正面に4万、予備1万)あれば足りるはず。ハンガリーは人頭税はそこそこ入る上に騎兵も「この時期は」安い(12-13Dぐらい)ので、国庫に金は入れなくても大丈夫なはず。事前にまだ生き残っているであろうビザンツ帝国から通行権をとっておくのを忘れないように。
 開戦はオスマンが1429年にガーズィーをイベント併合し、大義名分が手に入った頃。実際の戦争はごく単純で、こちらは基本的に敵野戦軍を叩く(Thraceで渡海攻撃を撃退するのが最上)ことに専念し、占領は属国軍(できればセルビア)に任せておこう。これは単純にBBRの負担を減らすのと、Dobrudja、Albaniaのような供給限度が低い土地で兵力を損耗させないため、セルビアに占領させるのは、連中だけが基本的に裏切らずに属国でいてくれ続けるからである。おまけにオスマンの兵力もひきつけてもらえるといいことづくめだ。
 この時問題になるのは、大抵ヨーロッパにオスマンのリーダーがいるため(特にMacedoniaには騎兵を率いたハムザ・ベイがいることが多い。ムラト二世は隣のBulgariaに歩兵を率いていることが多いかも)、下手をしなくても騎兵五万が全滅とかが普通に起こること。敵リーダーが海峡の向こう側に消えてくれたタイミングを突くことができればベストなのだが…。1430年ぐらいにはオスマンはチャンダルあたりと戦闘状態に入ることが多いため、このような状態になる可能性は比較的高いのが幸いだろうか。

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 最悪のパターン。真正面にハムザ・ベイががが、しかも騎兵20000の白兵5とかマジやめて!(*この後騎兵隊は全滅しました)
 とはいえ、いずれ十字軍の時に戦うこともあるので、ここでタマをとっておくべきか?ムラト二世が1451年、ハムザ・ベイは1460年と長生きするし。


小アジアへ

 セルビアとアルバニアとアテネとワラキアから通行許可をもらい、兵力をアテネとコソボに集めて、平地で戦いやすく、二人のリーダーのうちどちらかかはいるであろうMacedoniaに突撃しよう。首尾よくハムザ・ベイかムラト二世の首をとったら(できれば片方がセルビアに向かって消耗してくれるとベストなのだが…)、包囲兵力を残してThraceに移動して、オスマンの兵力供給源である小アジアに蓋をしてしまおう。こうなってしまえば渡海+平地+騎兵ボーナスで負ける可能性はぐんと低くなるだろう。
 この時期ならまだオスマン海軍は未整備だろうから、目処がつき次第海峡を渡ってAnatolia・Smyrna・Angoraの占領に回りたい(残りの敵は平地であるAnatoliaやSmyrnaでひき潰してしまおう)。この辺さえ取れれば戦争は終わりであり、奪えるだけのものを奪って講和しよう。この時MacedoniaかBulgariaのどちらかはハンガリーが占領しておくこと。できれば課税価値の高いMacedoniaがいい。あとはもっぱら属国にBBRを負担させることを考えよう。スラブ文化を手に入れる場合は単独講和して、オスマンにセルビアを取らせるおぜん立てをしよう。


第二.五戦 対ビザンツ帝国戦

 オスマン戦が終わったらビザンツ問題に目処をつけたいところ。そのうちビザンツ-オスマン間の属国関係が切れるので、折を見て外交併合できればベストだが、十字軍に内乱、あるいはこっちが他国の属国にされるせいで同盟関係が切れてしまうなど、そんな余裕があるかどうか疑わしい場合があるので、とにかく早急にThraceを保持したい。
 BBR的に相当厳しく(10超えたらアウトなのにヴェネツィア戦で2+オスマン宣戦で1+Macedonia奪って2+理由なし宣戦で2+併合で6-自然減少で2=11ぐらいか。うまいことセルビアあたりが占領してくれればありがたいのだが…)、さりとてThraceは異文化異宗教のため、こちらに実利はまったくないのだが、オスマンにこれ以上強大化されると大変やっかいなので、先んじて取らざるを得ない。


 第三戦 内乱to十字軍

内乱の開始

 かくてヨーロッパの宿敵・オスマンを打ち破り、バルカンに覇を唱えたハンガリー。史実では阿呆の昏君扱いのジギスムントも、十字軍を成功させたことで一躍名君扱いであろう(何?ボヘミア?フス派?何ですかそれは…ウチはハンガリーですよ?)。しかしゲーム中の世界における民草のジギスムント王マンセーの声はプレイヤーには残念ながら届かず、1437年末にジギスムントが(多分)惜しまれつつ死ぬ。しかしそれはハンガリーにとって次なる戦の始まりを意味するのである。
 ジギスムントの後継者としてハプスブルクのアルブレヒトが短期間王位に座した後没すると、ハンガリーは途端に迷走し始める。まずアルブレヒトに王位を奪われたせいでオーストリアの属国にされ(何のアナウンスもない)、次にポーランドから来るラースロー一世(ヴラディスラフ三世)かアルブレヒトの息子が即位するためにポーランドの属国にされた上に全国規模の内乱が勃発、これ以降延々と続く楽しい内乱と、もう一つ同時期に発生するもっと楽しい十字軍イベントが始まるのである。
 この時、Magyarに騎兵10000とか、Carpathiaには歩兵5000程度を置いておくと楽に戦えるだろう。なお、この時までには前回オスマンから奪ったMacedoniaあたりに騎兵三万程度を置いておきたいところ。

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 第一回目の内乱開始! 普段は「反乱軍が亡命してこないかな〜」とボ〜ッと傍観しているだけだが、当事者としては…。


フニャディの十字軍

 新国王就任祝いの内乱がとりあえず鎮圧されると…また戦争で、ヤーノシュ・フニャディの十字軍に付き合わされる。たとえ勝っても、こっちは攻撃側なので領土を奪うとBBRが+2されるため、いいことは何一つない。せめて何らかのイベントでもあれば、やる気も出るのだが…回避してもペナルティはないし。まあ戦争自体は例によって騎兵でミンチにし続ければいいはずで、趨勢いかんによっては(BBRを無視すれば)オスマンを追い込むこともできるかもしれない。ということで、ここで問題にされるべきは十字軍が勃発するタイミングであろう。
 どういうことかというと、第一回目は内戦中の1442年の六月以降、第二回目は1444年の9月以降で「セゲドの和約」が成立していること(=トルコと戦争状態になく、かつトルコにボコボコにされていないこと)、第三回目は1448年以降でフニャディが君主となっていることが条件になっているわけだが、これが大抵の場合休戦協定違反になる。そのため、安定度が大幅に下がり、かつハンガリーの高めの革新主義によって安定度の回復が妨げられるからだ。
 また、ラースロー一世を君主としている場合、この間に二回目の内乱が発生するだろう。今度は全土にわたって発生し、Odenburgをオーストリアに奪われてしまうのはつらいが、それ以上にオスマンと戦争中に発生するのが一番つらい。
 できればこの頃までに3回国内政策の修正ができるはずなので、攻撃主義を+3して白兵戦能力に修正をつけたい。前述のようにハムザ・ベイもムラト二世も長生きなので、戦う際に修正がほしいのだ。…本当は、できれば前回のオスマン戦でほしいところだが…(軍事教官イベントが発生してもいいのだが、金がかかる)。

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 十字軍は一大ロマンだが、付き合わされるこっちの身になって欲しいものである。せめてBBRだけは何とかならんものか。

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 また王様の交代。しっかし、フニャディが前線で明日をも知れない戦いを続けている最中だっつーのに、こいつらときたら…。


 第四戦 対オーストリア戦

ラテン化50年

 試練とも言うべき内乱と十字軍三連戦を乗り切ったあたりでフニャディが死ぬ(1456)が、直後にマーチャーシュ王の治世を迎える。技術グループがラテン化するので、ここぞ、という技術にしぼって開発したいところ(特に陸軍とインフラ。今後は醸造工場と火縄銃がないと話にならないだろう)。
 この時までには、とりあえずトルコのヨーロッパ側は無力化ができていると思うので、残る敵はオーストリアである。幸い、ラースロー一世が死んだ時に強奪されたOdenburgが中核州のままなので、これを大義名分に宣戦布告しよう。
 ただし開戦する時期には注意。早いうちに開戦して属国化しても、1458年の「マーチャーシュの戴冠」イベントでオーストリアとの属国化が切られてしまうのだ。よって開戦のタイミングはマーチャーシュ王が出てきてからでいい。
 さて実際の戦争だが、Odenburgは平地なのでハンガリー軍の長所を生かせるだろう。また敵AIはPresburgを狙ってくるので、この二箇所の平地と騎兵ボーナス(多分五万〜六万は養えると思うが)とヒストリカルリーダーを最大限に活用して、敵野戦軍の殲滅をしたい(敵軍にリーダーがいないのがありがたいところ)。その隙にオーストリア領を占領してまわろう。長引くとスティリアを吸収されて面倒なことになるので注意。
 オーストリアと和平する場合、OstmarchとSteiermarkは奪わないほうがいい。後々オーストリアで「マクシミリアンの住居」イベントが発生して、高い確率でTirolで兵器工場が手に入るからだ。その後に併合してしまおう。30年は経過しているので、時間的にも併合できる可能性が高まる。


下天のうちをくらぶれば

 かくて宿敵オーストリアを服属させ、後背地のバルカン半島を平定し終わったあたりでBBRが限界に達する(オーストリア属国化の時点で下手をすれば20とか、うまくやっても10ぐらい?)頃だろうと思う。よってオーストリア併合までは暇なので外交と工場建設と技術開発に専念しよう。
 なお、この頃マーチャーシュ王がボヘミアの対立王になって全土が中核州になるが、よほど速やかに占領→外交併合しない限りそのうち返還する羽目になるし、そもそもチェコ文化が手に入らないので全くうれしくない。おまけにボヘミアを占領してしまうと、オーストリア領が中核州化しなくなるという罠が待ち受けている。どーしてもボヘミアが欲しい場合は、オーストリアによるボヘミア併合イベントを利用した方が楽。
 この頃になるとお金もたまってくるのでインフラレベルが3になり次第、ワインの産地に集中的に醸造所を建設したい。インフラのあとは陸軍に集中投下、火縄銃は何としてでも欲しい。また外交面でもフリーハンドになり次第、可能ならばヴェネツィアやバルカン半島の諸勢力を属国化させたいところ。期間は40年ほどあるとはいえ、外交や技術開発をやっていると一瞬である。だが、そろそろオーストリアを外交併合するか、という時期になって最後の、そして最大の爆弾が爆発する。

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 マーチャーシュ王の死。オーストリアの存続如何により二つパターンがあるが、滅ぼしていると中核州が多少減らないことがある。…どのみちドイツ文化ないけど。

夢幻のごとくなり

 代替わりごとに毎度毎度の継承危機で嫌になるが、ヤーノシュ・コルヴィヌスを王にしよう。まあこれもあくまで一時しのぎの選択でしかないことをそのうち思い知るだろうが…。
 ただ、不幸中の幸いというか、これ以降はオーストリアに属国化を解除される(する)ようなイベントはないので、ボヘミア継承などにあわせて外交併合と属国作成を使い分けてもいい。ボヘミアの金鉱山を取るか、領内に抱える異文化異宗教地域を減らして安定度をとるか、さてどっちが得なのだろう…?
 ヤーノシュが王になった場合はトランシルバニアが独立しているが、なるべく速やかに外交併合したい。10年とぎりぎりのところだが、国力に差があるので成功はしやすいはずだ。放置しすぎると中核州の指定が外れてしまうことがあるので注意。
 この後はイベントらしいイベントもなくなっていく(史実ではオスマンとオーストリアに支配されていたんだから当然だが)ので、後の舵取りはプレイヤーの自由である。海外に雄飛することもできるので、その際は「ハンガリー海軍省とソ連文化省」というジョークが通用しない世界になっているはず。あるいはマジャール文化のアメリカ合衆国とか、ロマンを追ってもいいだろう。

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 ヤーノシュの早世。この時はトランシルバニアを併合しているので旧オーストリア領の中核州指定が残る。

まとめ

 あれだけ苦労してオスマンを倒して何も報われず、腐心してオーストリアを打倒したのに結局は元の木阿弥、といった観があるが、まあラテン化できる30(+14)年は無駄ではないだろうと思う。この序盤百年の時期さえ乗り越えれば、後背の心配は全くないし、ドイツ諸侯もイタリアも草刈場でしかない。フランスやロシアと直接戦うような頃にはこちらも十分力がついているはず。

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 スペインから独立したモデナをぶん殴って地図を強奪!ついに植民地ができた!
 そのために最早どこの国なのだかさっぱりわからなくなった政策スライダー。入植者は年四人。


  • うわ、長っ!分割すべきだったかも… -- ヨハネ(ry 2009-06-29 (月) 14:22:58
  • >某マリみてにおける某細川嬢のような国。 噴いたwオーストリアが祐巳さんで瞳子ちゃんはボヘミアかー -- 2009-07-03 (金) 01:58:27
  • 脳内の「マリア様がEU2してる」では祐=墺、祥=仏、瞳子はブルゴーニュですが…w高いBBRで引っかき回しても吸収されて妹に、という。 -- ヨハネ(ry 2009-07-04 (土) 11:36:15
  • 他は蓉=露、聖=スウェーデン、凸=ヨハネ、由=オスマン、令=ベネチア、菜=ポーランド、志=ポルトガル、乃=イングランド、由&令はカスティリャ&アラゴンでもいいかも。それにしても新刊が出るとは思わなかった >マリみて -- ヨハネ(ry 2009-07-04 (土) 11:40:06
  • おや更新が。ハンガリーは味があって楽しいですよね。むしろオーストリアとオスマンに引き裂かれるのを眺めるほうが楽しいという説も -- 2009-07-06 (月) 02:16:15


AAR


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Last-modified: 2009-07-06 (月) 02:16:15 (3216d)