地域別の解説

ポルトガルは世界の海をまたにかける国家であるため、各地域ごとに対応するための特別なオプションが必要になる。以下はその解説。

ヨーロッパについて

 スペイン様とはコバンザメのようにくっついて離れないように。ただし超序盤からスペイン様がフランス様に押し込まれるような場合はお付き合いを考え直す必要がある。他の地域は「高いところにあるぶどうは酸っぱい」である。変な色気を出しても仕方がない。
 あと、スペイン様と貿易協定を締結しておくのを忘れないように。他の国とは必要ないだろう。北アメリカより魅力的な市場は他にいくらでもあるのだから。

北アフリカについて

 ごく初期からTangierが中核州化するが、Tangierだけ確保してもうま味が少ないかも。それだったら全土を征服して、Sahara〜Anti Atlus方面からMdennanやAzaoudに入植してソンガイへ突撃…する金があったら他に回そう。
 17世紀半ばにまでTangierを確保していないと、中核州から外れるイベントが組まれているので、そこは注意。

西アフリカについて

 消耗を辞さない気合と根性とお金があれば、火縄銃をいち早く取得して、Leoneからアシャンティ・ダオメー・モシ・ソンガイといった異教国家を征服する。布教する金は植民地に使う分を持ってくるしかないが、採算ライン(あの辺の基本課税価格は大体8ぐらいだが)に乗るのは改宗した後でも結構後になる。
 それでも基本課税価格は8(植民地で8を超えるところはほぼない)、人口も5000を超えているので、植民地を一から建設するのと比較すると楽なのがポイント(原住民対策に恐々としなくてもいいから)。さらに西アフリカ奥地を抑えていると、1620年以降に発生する凶悪イベント「塩と金交易の衰退」や「スーダンの衰退」などの凶悪イベントがスリープする。
 特にランダムイベントによってTimbuktuが異教化してる場合などはかなり魅力的に映る。ただ、改宗(300〜400Dぐらいだろうか)が失敗すると時間とお金が痛いし、消耗や労力、さらにアジア進出のスケジュールに見合う結果が得られるかどうかは甚だ疑問である。
 ただし、FTGだと「異端の改宗」などで異教領を改宗させると自国主要文化に変化するので、それを狙って異教国を征服してしまうのも手。
 一方で普通にやっているとソンガイがスンニ派になるので手出ししづらい。ベニンやオヨは後回しでいい。
 植民は…最初の100年は中核州であるCape Verde、Leone、Fernando Poにしか手がでないだろう。ただし15世紀が半ばを過ぎるとイングランドやフランス、オランダが乗り込んでくるので、色彩的に美しくない。立てられるなら交易所を立ててしまいたい。

 (最低限やっておくべきこと)
 LeoneとFernando Poの確保
 (可能な限りやるべきこと)
 その他の地域への交易所の建設、中盤以降はベニンやオヨの征服・布教
 (特別なギャンブル)
 ソンガイ王国の征服・布教

中〜南アフリカについて

 オランダが成立するか否かがカギ。オランダが成立しそうにない場合は17世紀になるまで放置しておいても構わない。ただしTableやLuanda、KarooやCiskeiも入植しておくと相当便利。探検家や海軍の消耗が大きく軽減できるからだ。発見できたらLv1のまま放置してもいいから作っておこう。原住民の闘争性が低いのでまず破壊されることはないだろう。
 コンゴがカトリック化しなかった場合はおいしくいただいてしまおう。一方でジンバブエは…ムガベ先生が出てくるまで時代まで放置しておいてもあのままなので、コンゴともども、後半暇な時間を見つくろって征服すればいい。
 中核州はLuandaとLobitoのみ。

 (最低限やっておくべきこと)
 LuandaかLobitoのどちらかと、Table、Karoo、Ciskei、Natalのうちのいずれか一つの確保
 (可能な限りやるべきこと)
 ケープ植民地全土とアンゴラ主要部の確保、中盤以降はコンゴとジンバブエの征服・布教

東アフリカについて

 豊富にイベントが用意されて、いくつかの土地に関してはBBRに優しい併合イベントも組まれているのだが、発動条件が面倒だったり、そもそもすべて異教異文化の土地なので、今一つ魅力に欠ける土地である。唯一Tangaだけが沿岸にある植民地扱いなので取っておいてもいいが、まずはインドが先だろう。
 モザンビークに関しては、Nampuiaだけが入植しやすい土地である。Zambeziaは原住民の闘争性が高いので、原住民を殺さないと入植は難しい。ケニアの内陸はやる気に満ちた原住民様三万名様が手ぐすね引いて待ってます。ここに三万名残した都市が築けたら神。
 またMauritius(およびBourbon)は絶対に確保しておきたい。Mauritiusで疲労を軽減したら、東に進めば海流にのって一気に香料諸島に到達できる。TimorやFloresに植民地ができるまでは途中何度か引き返すことになるだろうから、避難先として絶対に欲しい。産物も砂糖とコーヒーで価値が高い。
 単に避難所だけを得るならMaheでもいいのだが、課税価格が2の産物が魚なので、他二つに比較するとどうしても見劣りしてしまうのが難点だろうか。ついでに探検して、見つかればいいや、ぐらいの気分でやればいい。
 なお、マダガスカル島を含めたこの辺の島々を持っていると、後々イベントによって人口や基本課税価格が上がるので、できる限り入植していこう。Lv5〜6あたりから自然成長に任せれば、いつの間にか都市化してくれるので懐にも優しい。

 (最低限やっておくべきこと)
 Mauritius、Bourbon、Maheのうちのいずれかの確保
 (可能な限りやるべきこと)
 Tangaの確保と植民によるポルトガル文化化、その他の中核州の確保、モザンビークへの交易所の建設、インド洋上の島々の確保
 (特別なギャンブル)
 キルワのCoTの確保

アラビア海について

 中核州がSocotra、Aden、Mascate、Al Kharamと多目だが、AdenのCoTはあっさり廃絶するので、後に残る基本課税価格がたかだか5の、周囲から孤立した、異教異文化の土地がお入り用ならどうぞ。Socotraはもっとひどい(基本課税価格1、産物は魚、宗教は下手すりゃ正教…)が。
 MascateとAl karam、Bahreinはまあそこそこ、この三つはイベントで併合できるが、1640年から1660年ぐらいにかけて「オマーンの反乱」イベントが発生するので要注意。反乱率が25%上昇する。

 (最低限やっておくべきこと)
 イベントによるホルムズの征服と維持、オマーンの反乱の鎮圧
 (可能な限りやるべきこと)
 その他の中核州の確保

インド

 中核州がCochin、Goa、Bombayとセイロン島のColombo。ランカも併合イベントが用意されているが、確率は低い(カトリックに改宗してくれたりするけど)。
 BombayとGoaを持っていると、17世紀から100年ばかりマラータ帝国絡みの反乱イベントが発生するので注意。特にGoaにはCoTがあるので、その頃までには兵力に余裕ができるとは思うが、ある程度の兵力を貼りつけておく必要があるだろう。
 また、特に17世紀以降、他の国が独占可能になった場合、CoTを荒らされて廃れてしまうことが多いので注意。貿易禁止などで対処しよう。
 もっともFTGだと異なる宗教の国を併合してもさしてBBRには響かなくなったので、一プロビンスしかない旧ヴィジャヤナガル諸国は滅ぼしておいたほうが貿易が楽になる。あの辺の産物は香辛料なので、持っておいて損はないだろうし。

 (最低限やっておくべきこと)
 中核州の保持とインドにおけるCoTの維持(中盤以降、他国に荒らされて廃れることが多い)
 (可能な限りやるべきこと)
 全中核州の保持と香辛料産出地域の確保
 (特別なギャンブル:FTGのみ)
 南インド諸国とランカを滅ぼして、香辛料産出地帯を独占する

東南アジア

 Malaccaが中核州だが、マラッカからの宣戦布告に乗っかってMalaccaを占領すると、そのうちCoTの廃止イベントが発生してしまう。それよりもむしろ、さらに東の香料諸島の異教国家を征服した方が利益になるだろう。
 問題なのはテルナテだけイスラム化するのが非常に早く(1470年以降)、異教領のまま確保するのはまず無理。またブトゥンのみヒンドゥー国家なので、武力併合するとBBRが+3されるし(FTGだと+1で済むが)、下手するとSalabankaがランダムイベントで改宗されてしまっていることが難点。
 ムスリムに改宗するのはマギンダナオが1510年以降、ブトゥンが1535年以降、マカッサルが1605年以降となっていて、ルゥだけが永遠に異教のままである。ただしルゥの領土には港がないので、最初の攻撃対象としてはやや不適切。
 できればマカッサルかマギンダナオを狙うべきだろう。ことにマギンダナオは1529年に他のフィリピンともども中核州化するので、狙い目。中核州はFlores、Timor、Ceramの香料諸島と、イベントで追加されるLuzon、Mindoro、Samar、Mindanao、Palawan。
 本当はPalawan(と、カリマンタン島のSabah)も元々は異教領なので取れるなら取りたいところだが、ブルネイのAIはきっちり改宗を行うため、異教のままで入手するのは難しい。何らかのはずみでクティあたりの手に渡ると、異教のままであることもあるのだが…。
 どうも最近のAGCEEPではスペインのフィリピン入植が遅いような気がするので、フィリピンもできれば全土入植しておきたい。ことにLuzonは貴金属鉱山なので、手軽に収入が増える(原住民の闘争性も低いし)。一方Mindoroは原住民の闘争性が激烈なので、根絶やしにしないと入植は無理だろう。

 (最低限やっておくべきこと)
 初期はFloresあるいはTimorの確保、17世紀以降は香料諸島の植民
 (可能な限りやるべきこと)
 マラッカの確保、異教国(マカッサル・マギンダナオ・ルゥ、非常に運が良ければテルナテ)・異教領の征服と布教
 (特別なギャンブル)
 フィリピンの確保と要塞の建設

東アジア

 台湾の入植は値段が高く(入植者一人につき100D超)、また時間もかかるので原住民を根絶やしにした上でLV5-7ぐらいまで上げて放置した方がいいだろう。
 中国本土のCoTは、ほぼすべてのプレイヤーが明朝と貿易協定を結ぶ段階で挫折するだろうが、満洲と貿易協定を結んでおけば、後日彼らが中国に変体した際にも有効なので、それを待てばいい。
 インドや東南アジアのCoTを持っていて、中国が商人を派遣している場合には、向こうから申し出てくる可能性が高いので、気長に待ってもいい。もっとも、中国市場の心配をするよりも、インドや東南アジアの自国CoTの維持だけで手一杯だろうが。
 オホーツク海沿岸の空白地も余裕で全部とれるだろうが、優先度はかなり低い。シベリアに地盤を築いて、そこから最果てのポルトガルまで大陸打通作戦「オセロ作戦」開始ぃ〜!とか妙ちきりんなことを始めようとするなら別ですが…。

 (最低限やっておくべきこと)
 Taiwanへの入植、満洲との貿易協定締結
 (可能な限りやるべきこと)
 中国との貿易協定締結、東シベリアへの入植

西インド諸島

 探検家が早いうちに出るので、Azoresから海流に乗っていけば、簡単に見つけることができるだろう。征服者も併用すればどちらもおいしい所は全部発見できる。
 問題は入植するための金を用立てられない、という一点につきる。イベントで出てくるスペインの征服者は、交易所でも何でも先に押さえておけば出てこないので、交易所で押さえておくだけでもある程度は強奪を阻止できる。
 ただ、そんなのはあくまでも気休め程度の時間稼ぎにしかならないので、やはり領土を奪われるときには奪われてしまう。ということで、きっちり金(一か所あたり750Dはかかるだろう)を用意して入植&要塞化(Lv1要塞でいい)するのが正しいやり方。保持できさえすれば、砂糖の価値は相変わらず高いので、利益になる。
 入植が完了したら、特に原住民をそのまま吸収できた場合など、できれば都市の人口を2000人まで増やしておこう。場所による人口上昇率の制限が緩くなるので、より安定して成長するようになるのだ。
 またBarbados、Curacao、Bahamaといった地域はトルデシリャス条約の対象外であることに注意。特にこのあたりへのオランダの進出はすさまじく早い。しかし押し並べてアンティル諸島は原住民の闘争性が非常に強いため、原住民を排除しないで入植するのは無理。原住民を排除して、当面は交易所で我慢しよう。
 キューバやイスパニョーラ島は原住民の闘争性がさほどでもないので、努力次第で原住民を残したまま入植できるだろう。なお、序盤に他にやるべきことがあってお金が捻出できない場合でも、一か所位は植民地を持っている方がいろいろ有利なので、無視しないできっちり探検しよう。

 (最低限やっておくべきこと)
 どこでもいいから一つくらい港つきの植民地を持つ
 (可能な限りやるべきこと)
 非トルデシリャス州への交易所の建設
 (特別なギャンブル)
 可能な限りの探検・植民地化と要塞化、植民都市の人口を2000まで増やす

アメリカ東海岸

 アメリカ東海岸は16世紀中盤になるまでフランスもイングランドも出てこないので、それまでに抑えるべきところは抑えたい。アメリカが成立してしまうとまとめて持っていかれるので、その辺のリスクは覚悟して(まあ、独立までに十分元は取れると思うが)おこう。
 やるなら早いうちから動くべきだが、このあたりに進出するということは、他の地域でやるべきことを多少はあきらめなくてはならない。また、基本課税価格は高いが、産物はタバコや毛皮なので、砂糖ほど即座の利益に結び付かないので注意。やるなら他の地域で金を稼ぐめどを立ててから、他国の進出直前にやる方がいいだろう。

中米以南の新大陸

 問題はこのあたりである。アステカの征服自体は楽だが、併合後に文化が変容する(カトリックの場合のみ)イベントというメリットと、トルデシリャス条約の対象というデメリットを受ける。せっかく併合したのに、スペインに奪われたのでは目もあてられない。
 インカを征服するためにはCartagena、Isthmus、Cupica、Bogotaといったところを確保する必要があるなど、ほぼ専用の準備が必要になってくるので注意。ただし一度征服してしまいさえすれば、莫大な富が手に入るだろうが。ハイリスク・ハイリターンな博打ではある。
 インカ征服を行う場合は、プロテスタントに改宗するしかないだろう。広大なトルデシリャス条約地域を守りきれないからだ。ただし、プロテスタントになるのは、アステカ同様、カトリックのままでのみ発生する自国文化変容イベント(おねだん2000D也)が発生してからにしよう。
 アステカ・インカ併合後にプロテスタントに改宗した場合は、スペインのトルデシリャス地域にも入植しても問題ない。むしろ優先して入植し、スペインの邪魔をしたい。

 (最低限やっておくべきこと)
 旧インカ領や沿岸地域の探検とCoTの独占
 (特別なギャンブル)
 インカ帝国とアステカ帝国の征服、後にプロテスタント化

ブラジル

 ほぼ全域がポルトガルのトルデシリャス領域であり、こちらの中核州もいくつか存在する。Recife以南への入植は問題ないだろうが、問題はParanaiba以北である。原住民の闘争性が非常に高いため、入植に手間取るだろう。
 さらに頻繁にカリブ海方面からやってくるスペインの征服者も鬱陶しい。勝手に人の領域で原住民を撃ち殺したり、トラブル起こして交易所を破壊するのは止めてほしいものだが…。
 また、Minas Geraisは1680年ぐらいまでに入植しておくと、金鉱山イベントが発生して莫大な量の金がとれる。月収入が爆発的に(50D以上)跳ね上がるので、今まで入植が遅れた地域も十分カバーできるようになる。

 (最低限やっておくべきこと)
 16世紀中盤以降のRecife以南への植民
 (可能な限りやるべきこと)
 内陸部と北岸部への入植

ラプラタとパタゴニアとチリ

 スペインのトルデシリャス地域だが、パタゴニアへの入植は結構速い割に、ラプラタ地域への入植は多少遅れる。探検家と征服者をちょっと使うだけで全部発見できるが、ほぼ全地域が基本課税価格が5以上と豊かな土地である。また穀物産出州なので、こちらの足かせの養兵限界に下駄をはかせられる。
 ということで、プロテスタントになった場合などはとても狙い目の地域であるといえる。CoTができる可能性も高いので、収入もさらに増すだろう。特に新大陸はブラジルのどこぞにCoTができるまではTagoのCoTに組み込まれるため、独占するにはきびしいので、新規CoTはとてもありがたい。
 あるいは、新規CoTと言わずに、CuzcoのCoTを独占するだけでも収入が大分変ってくる。征服するしないの如何によらず、なるべく早いうちにインカ帝国を発見したいところ。
 パタゴニアは大半がゴミプロビだが、チリのValparaisoは金鉱山があるなどそこそこ豊かなので、原住民を抹殺し次第入植できるなら入植したいところ。そうでなくとも、フエゴ島あるいはフォークランド諸島にも植民地があると探検などの際に便利なので持っておきたい。

 (最低限やっておくべきこと)
 最低限どこか一か所(フォークランドかフエゴ島あたり)確保する
 (可能な限りやるべきこと)
 ラプラタ地域の入植

 以上の点を踏まえつつ、実際にプレイしてみようではないか。



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Last-modified: 2010-11-13 (土) 14:58:14