目次

第一節 この時代の戦略

スカンデルベクの死によって、ひとつの時代が終わりを告げた。

それは生存さえ危ぶまれた綱渡りの戦争の連続で、非常事態が常態であるようなそんな目まぐるしくも充実した半世紀であった。この時代にアルバニアはミカエル・パライオロゴス朝時代のビザンツ帝国とほぼ同等の領土を達成し、ゲーム開始当時には信じられないほどの力を持っていたオスマン帝国を小アジアへと押し込めることに成功していた。

それはアルバニアにとって、ちょうど高度経済成長期のようなものだった。これからのアルバニアにはそこまでの成長は望むべくも無い。手品の種であったスカンデルベクは最早亡く、残ったのはすでに他国からは遅れに遅れをとっている貧弱な兵士たちだけ。軍事による拡張は不可能に近かった。

しかしアルバニアがもっと豊かに、もっと強大な力を持つためには新たな領土が必要であるのは確かなことで、かつヨーロッパでの領土拡大が困難であるとすれば・・・

答えは新大陸にあった。


そういうわけで、私はこれ以降のヨーロッパでの軍拡は必要最低限におさえ、新大陸を目指していくことにした。もともとアルバニアでやるうえで一番ネックだった自国文化州が2州しかないという問題に対する解決策として私は「植民」を考えており(これならばアルバニア文化州をいくらでも作れると言うわけである)、実のところ序盤のスカンデルベクを用いた領土拡大は植民を滞りなく行うための収入源確保(もちろんすぐに滅ぼされないよう安全面での問題もあったが)に過ぎなかったわけである。

無論、新大陸で十分な力をつけることに成功した暁にはヨーロッパに転じ、英・仏・西・墺による覇権争いに参加したいと思う。

国内政策

前章から引き続き、中央集権化を進めていった。これがMAXになった後は正教からくる技術開発ペナルティを少しでもカバーするために革新主義に、新大陸を発見して後は植民者を得るために自由貿易を進めていった。・・という風に書くとかなり計画的に進めていったように思うだろうが、結構いきあたりばったりで、スライダーはそのときそのとき考えて進めていったケースが非常に多かった。

宗教政策

基本的に正教徒の州しか抱えることは無かったのでそんなに困った記憶は無いが、新大陸などでpaganな州を獲得した場合は収入ペナルティ、安定度コストへのペナルティを解除するべく積極的に改宗を心がけた。あとはキリスト教国との関係改善のため、カトリックを最大にしていた。

技術開発

とりあえずインフラに投資を。そして定石どおりLv5の知事建設を目指し、ここに到達して後は陸軍を重点的に鍛えていくことにする。

第二節 地図はどこだ!!(1470〜1522)

地図の取り方

さて、一口に植民をするといってもそれは大変に難しいことで、まず一番の問題は新大陸の地図をどうやって手に入れるのかということである。

私は、これをスペインと地図交換することで解決しようと考えた。もちろん、スペインが簡単に地図交換に応じるわけは無いのでこちらにも相応の手土産が必要なわけだが、それはイスラム諸国、インド、中国などと次々地図交換して得たユーラシア全図を条件に交渉することとした。これにはかなりの資金が必要になるが、アルバニアも今では年初の収入40Dを数える上流階級(?)の一員である。10年ほど貯蓄をすればこの費用は十分まかなえるだろう。

あと問題になってくるのはスペインが新大陸を発見するタイミングであるが、これは地図交換を二回に分けて行うことで解決することにした。つまりインドまでの地図で一旦交換しスペインがどこまで入植しているのか確認し、アステカと接触したと思ったら中国までの地図を交換する、といった具合である。これでヨーロッパ〜新大陸までの航路や中南米の地図は確実に手に入る。

北米の地図はスペインは持っていないのでイングランドやフランス頼みということになるが、これらの国が北米の地図を手に入れ、北米の内陸部にまで植民しだすのはかなり後のことになるので、こちらのランダム探検家の登場を待つことにした。運がよければ彼らが北米を視野に収める前にあらかたの入植を終えることができるだろう。ランダム探検家はイベントによって得ることができ、1500年以降に起こるものと、1550年以降に起こるもの、1600年以降に起こるものと三つ用意されており、私はこれまでのプレイで大体17世紀までには一人の探検家を得ることができているので、それほど分の悪い賭けではないだろう。

予想外の平和

上記に述べたような展望を持ってアルバニアは蓄財、そして東方諸国との地図交換に励むほか、同じ正教国であるモレアを属国化&外交併合するなどして平和裏に、わずかではあるがヨーロッパでの版図を拡大した。

<1500年のバルカン半島勢力図>

1500.JPG

この間アルバニアは、前章末での悲観的な展望とは裏腹に完全な平和を謳歌した。カトリック国とは積極的な婚姻政策に加え、贈り物をこまめにおくり友好度を維持することに努めた他、オスマン帝国がまったく動かなかったことが原因として挙げられよう。オスマン帝国は、前章で独立したセルビアと戦争状態にあったのだが、ハンガリーやアルバニアがバルカンのオスマン領を奪ったことでオスマンがどうやってもセルビアを攻めることができなくなり、また、セルビアもバルカンに残った唯一のオスマン領であるバナトを占領していたことから講和が発生せず、常に戦争状態にあったことが挙げられるのではないかと思う。この状態は、はるか後年になってアルバニアがオスマンを滅ぼすために重い腰を上げたときまで続き、そういう意味で今回のプレイはかなりの幸運に恵まれていたいえるかもしれない。もしこれがなければオスマンがバルカン奪回を狙って間断なく攻め寄せてきたかもわからないからだ。

アステカ遠征

1519年、地道な地図交換の努力が実り、史実においてはかの有名なカール5世が神聖ローマ皇帝となったのと同じ年、ついにアルバニアはスペインより新大陸までの航路、そして中南米の地図を得るに至る!残念ながらインカ帝国の存在までは確認できなかったが(まあわかったとしても今の国力では征服は不可能だろうが)、アステカ帝国をこの目に収めることに成功した。この地には大量の金山があり、ここをとることでアルバニアの収入が飛躍的に伸びる&研究が進むであろうことは明らかであった。

ところが。

1519年、我々がアステカを発見したそのときにはすでにスペイン軍とアステカ帝国軍との間に戦端が開かれていた。このまま座して待てばアステカがスペインに併合される可能性すらあった。本来であれば艦隊を建造し、十分な準備をしてからアステカ遠征に乗り出したいところではあったが、その時間は最早ないと判断し、軍艦7隻、ガレー船22隻、輸送船4隻からなる旧モレア艦隊を使ってアステカ遠征を決行することを決めた。兵を徴兵する間も惜しかったので、常備軍2万のみを乗船させる。

大海での航行に不向きなガレー船が主体の旧モレア艦隊では、新大陸まで行くのは困難だと思ったので、スペインから通行許可を取り、スペインの植民地を経由しつつアステカを目指すことにした。

この作戦のおかげで、2万の兵をほぼ無傷でアステカ帝国まで送りどけるのに成功する。開戦の直前に陸軍Lvが5に到達し突撃が可能になったことも手伝って、アステカ帝国との戦いは終始有利に進み、1522年4月、無事全土を占領し、併合を達成。

<アステカ併合の図>

アステカ.JPG

スペインに東南部3州を取られてしまったが、金山のある州はすべてこちらでおさえることができ、遠征はとりあえずは成功だったといえる。「とりあえずは」というのは、やはりというかなんというか、この直後に金山からあがる余りにも莫大な収入のせいでアルバニアは金インフレを起こしてしまったのである。現状のままだと年0.17%上昇とのこと。こうなってくると一刻でも早く金山以外の経済基盤を確立し、収入を増加することが急務となるわけだが、返す返すもスペインに奪われた東南部3州が恨めしい。ここさえあればインフレも少しは軽減しただろうが・・。

ヴェネチアの滅亡

アステカ遠征をこなし、ヨーロッパに目を向けるとそこでは大変なことが起こっていた。なんとヴェネチア共和国がスペインによって併合されてしまったのである!!このいきさつは詳しくはよくわからないが、どうも属国→外交併合が起きたようである。仮想敵にしていた国のあっけない滅亡にしばし呆然。それにしてもスペインに食われるとは、珍しい。なにはともあれこれでスペインが地中海全域の覇者となったと同時に、我々の中核州ラグーザ奪回も困難になったといえよう。

<ヴェネチア併合によって東地中海に点在するようになったスペインの拠点>

1519.JPG

第三節 ハンガリーの衰亡(1523〜)

1523年、ヨーロッパ

さて、アステカ王国を併合したことで収入は増加し、われらがアルバニアも年鑑の端に名を連ねることができるようになった。

1523 年鑑.JPG

これを見るとスペイン、中国が収入100クラスのツートップで、ブルゴーニュ、ポルトガル、サファヴィー帝国、オーストリア、イングランドといった収入50クラスの国々がそれを追う形となっているのがわかる。

これまでは主にバルカン半島の情勢のみに気を配ってきたが、そろそろ欧州全体の情勢にも気を配っていくことにする。特に、金山からのインフレ沈静の必要性からも、隙あらば積極的に立ち回り、領土を拡張していきたい所である。というわけで、ここらで1523年当時の欧州情勢について述べていきたいと思う。

 <1523年の欧州>

1523.JPG

年鑑からも明らかなとおり、今欧州に君臨するのはカルロス1世率いるスペイン王国である。西地中海はもとより、ヴェネチアの併合によって東地中海をも手中に収めたスペインはまさに地中海の覇者といったところか。百年戦争に乗じて南仏にまで勢力を伸張させており、まさに向かうところ敵なし、である。当然勝利点も一番。

西欧・中欧に注目すると、今回はブルゴーニュが大きな形で残ったことから、フランスがかなり弱体化しているのが見受けられる。また、スペインほどではないが、イングランドもフランスやイタリアなどに多数拠点を有しており、強大な力を誇っているようだ。オーストリアは、今後用意されているボヘミア併合イベントでボヘミアを併合できれば著しく発展する可能性があり、要注意である。

東欧では我々、アルバニアとハンガリーが勢力を二分している。一応収入の上ではアルバニアが上回っているものの、陸軍Lvではかなりの差をつけられており、まともに正面からぶつかっては勝ち目はなさそうだ。



今後のアルバニアの目標であるが、ずばりハンガリーを打倒し、バルカンの覇者となることである。具体的にはブルガリアやトランシルヴァニアといったバルカンでも比較的豊かな州の獲得である。といっても正面から挑んでは勝ち目がないので、少々卑怯ではあるが、ハンガリーが他国と戦争状態になったのを見計らって背後をつくことにしたいと思う。ハンガリーが隙を見せるまでの間は、併合間も無いアステカ領に宣教師を派遣し改宗にいそしむことに。異教の州は改宗率が高いうえに改宗に成功すると自国文化州に変化するため大変おいしい。また、革新主義から来る安定度へのペナルティを解除するという意味もある。

ハンガリーとの戦い

1564年、チャンスが到来する。ハンガリーがオーストリア・ファルツ同盟と交戦状態に入ったのである。オーストリアはカール5世退位後、予想通りボヘミアを併合し、一躍欧州でもトップクラスの軍事力を誇るようになったので、ハンガリー主力はオーストリアとの戦いで消耗させられること請け合いである。しかしながらハンガリーの同盟国にはポーランド・ロシア・デンマーク・リヴォニア騎士団といった北欧・東欧の強国が勢ぞろいしており状況は必ずしも楽観視できるものではなかった。

とはいえ次の機会を待っていたら日が暮れてしまうので、思い切ってハンガリーに理由なし宣戦することにする。アルバニア軍3万は王をバルカンの覇者ならしめるためにハンガリーへと侵攻した!なお、アルバニアの同盟国には地中海の覇者・スペインがついている。地図交換するために友好度を高めていたら、たまたまスペインがフリーになっていたので、アルバニア主導で同盟が成立してしまったのである。これはついている。この戦で少々BBRがあがろうとも、スペインが後ろ盾についていれば被宣戦されにくくなるだろう。

予想通りハンガリーは主力をオースリアにぶつけているようで、さしたる戦闘もなしにアルバニアはハンガリーの諸城を攻略していく。

二年ほどでハンガリー全土を占領し、ブルガリア・ワラキア・トランシルヴァニアの3州を割譲させて和平した。大戦果である。

ハンガリー戦終了.JPG

第四節 北米開拓

ハンガリー戦後の半世紀は本当にやることがなかった。ハンガリーからは正教徒の土地は奪いつくしてしまったし、オスマン帝国は常時10万の大軍がアナトリアに待機しており、陸軍技術が互角になるまではとても手が出せそうにない。というわけで、またまたヨーロッパでの拡大が困難な状況に陥ってしまったのである。

新大陸はというと、実はアステカに侵攻する際にこことも地図交換をしており(なにか知ってる州がないかな、と思って)、チェロキーの存在は確認しており、ここを起点に地図交換した結果、北米の内陸部の大部分を知ることができたが、肝心のアステカ領との接合部分が未知のままであったため、新大陸開拓も完全にランダム探検家待ちとなってしまっていた。

状況が動いたのは1604年4月、ついにアルバニアに待望の探検家が登場!すぐさま北米探索に向かわせる。旧アステカ領に到着後、新大陸を北上し、チェロキーやイロコイへの侵攻路を確保しつつ、海岸部も探索。これと平行して北米諸部族の平定も進めることに。旧アステカ領を徴兵拠点とし、1万5千ほどの軍隊を編成し、北米諸部族に次々と戦いを挑んでいく。1608年にはチェロキーを、1619年にはイロコイを併合。

マンハッタンやデラウェアといった特産品の高い州に積極的に植民をすすめ、1619年の北米は以下のようになった。なお、旧チェロキー、イロコイ領以外はまだ都市化はしておらず、コロニーの状態である。

1619 北米.JPG



そして1623年、福音が響き渡る。

集中投資のかいあって、ついにインフラがLv5に到達したのである!これによって知事の建築が可能となったので、金インフレを沈静化させることができるようになったとともに、今まで遅れに遅れていた陸軍開発に着手できるようになった。

アルバニアの逆襲が今、始まろうとしていた・・。



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添付ファイル: file1619 北米.JPG 50件 [詳細] fileハンガリー戦終了.JPG 39件 [詳細] file1523.JPG 48件 [詳細] file1523 年鑑.JPG 373件 [詳細] fileアステカ.JPG 50件 [詳細] file1519.JPG 53件 [詳細] file1500.JPG 49件 [詳細]

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Last-modified: 2007-01-25 (木) 19:41:20